7/14のおやつはお盆だからおはぎかなとぼんやり思っていたら意外に複雑な事情が絡み合っていることがわかった

スーパーの入り口付近には、連休ということもあって大皿の惣菜などが多く並んでいたのだけれど、そのなかにおはぎが置いてあった。

最近の…

スーパーでは売れ筋商品ということらしくて、常設している店も多いようだ。

この餅菓子を「おはぎ」と呼ぶか「ぼたもち」と呼ぶかは諸説あるらしい。

「ぼたもち」と「おはぎ」の関係

ぼたもち(牡丹餅)とおはぎ(御萩)の関係については諸説ある。
春のものを「ぼたもち」、秋のものを「おはぎ」とする説。

語源については、それぞれ、「ぼたもち」については牡丹の花に似せてこれを見立てたものであるとする説[7]があり、「おはぎ」については萩の花が咲き乱れている様子に見立てたものであるとする説[8][5]がある。その上で春のものは「ぼたもち」、秋のものは「おはぎ」と名前が異なっているだけであるとする説がある。

なお、東京では春秋ともに「おはぎ」と呼んでいたとの指摘がある。

もち米を主とするものが「ぼたもち」、うるち米を主とするものが「おはぎ」であるとする説。
あん(小豆餡)を用いたものが「ぼたもち」、きな粉を用いたものが「おはぎ」であるとする説。

その他の説
「ぼたもち」は、ぼたぼたした感じに由来するという説。

『物類称呼』(1775年)では「おはぎ」は「女の詞」であるとする。

また、地方によって
こしあんを使ったものをぼたもち、つぶあんや煮た小豆そのままを使ったものをおはぎ(逆の場合もあり)、あんではなく中の米の状態によって区別し、完全にもちの状態までついたものをぼたもち、ついた米の粒が残っているものをおはぎとするなど、さまざまの場合がある。

小売店等では春に「おはぎ」、秋に「ぼたもち」として販売していることもある。食材事典などでは食品としては同じものであり「ぼたもち」と「おはぎ」は名前が異なるだけで同じものを指すものとして扱われている場合も多い。

(引用:Wikipedia)

買い物カゴに入れたときは、「ああ、お盆だから、こんなに売っているんだな」と思ったのだけれど、考えてみればウチではお盆ではなく春と秋のお彼岸にお供えするものとしていただいていた。

そういえば、東京にいたころも7月に迎え火を炊いたりしていたが、横浜でも普通にお盆の雰囲気なので関東では7月がお盆なのかと思って調べてみると、そうでもないらしい。

Wikipediaによれば、全国的に新暦の8月15日に行なわれるもので、7月15日にお盆行事を行なうのは「東京・横浜・静岡旧市街地、函館、金沢旧市街地など」に限られるそうだ。

子供のころは、ごはんのなりそこないの食感も嫌だったし、ご飯に甘いものが乗っかっているのも許せなかったので、ほとんど口にしなかったが、酒を飲むようになって小豆の美味しさに目覚めて、以来おはぎは好物のひとつに数えられるようになった。

ちなみにボクが無意識に「おはぎ」と呼んでいるのも、地域性が影響しているらしい。