流浪の旅で音楽三昧をしていたセバスティアンが故郷に戻ってきた、という木下恵介監督の映画ではなく…。
音楽の授業でもおなじみだったヨハン・セバスティアン・バッハの肖像画がライプツィヒ・バッハ博物館に寄贈されることになったというニュース。
この有名な肖像画は、バッハが60歳ぐらいのころに描かれ、死後は相続されたものの、人手に渡り、イギリスを経由してこの半世紀ほどはアメリカの慈善家の手元にあったもよう。
所有者が亡くなり、遺言で所縁のある博物館に戻そうということになったということらしいですね。
驚いたのが、現在は3億円ほどの値打ちがあるようで、もしかしたら相続税対策だったのかな。
肖像画の価値が上がっているということは、バッハの作品の評価もそうなっている、ということ。
確かに彼の作品は、20世紀になって再注目されたので、この話題もその一環だと言えるのかな。