2016年問題で首都圏では音楽ライヴが開催されなくなってしまうかもしれない

 

2016年問題というのがあるらしいという記事。

簡単に言えば、音楽ライヴを開催できる大型施設が次々と建て替えや改修をする予定になっているので、キャパの大きいイヴェントが首都圏では開けなくなるのではないかという心配があることを指している。

 

7654768960_69acde8031_m photo by Michael Cory

 

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音楽ホールに2016年問題 首都圏、改修や閉鎖相次ぐ:朝日新聞デジタル



 

 首都圏の主なコンサート会場が来年から次々と閉鎖される。建て替えと改修が相次ぐうえ、2020年の東京五輪対応の補強工事も舞い込むからだ。音楽業界には困惑が広がり、ビッグネームの外国人タレントは極東ツアーから日本を外すかも。会場不足がピークとなる「2016年問題」が音楽業界を襲う。

さいたまスーパーアリーナは開業後15年を迎える15〜16年度にかけて、設備の改修工事のため3〜4カ月間閉鎖される。完成後25年たつ横浜アリーナも改修を検討中で、工事内容によっては一定期間の閉鎖がありうる。両アリーナは大物ミュージシャンに人気で、首都圏で開くコンサートの主力会場となってきた。

ロックファンの間で新宿の東京厚生年金会館(10年に閉鎖)とともに「御三家」といわれてきた渋谷公会堂は、一体となっている渋谷区役所の解体工事に伴って15年秋にも閉鎖される。残る中野サンプラザも、隣接する中野区役所の移転・再整備に伴い、21年以降閉鎖される計画が持ち上がる。両会場はともに工事終了後再開するが、それまではしばし使えない。

 

「極東ツアーから日本を外すかも」というあたりが気になるところだが、一方で野外フェスやクラブ・サーキットのような小回りのきくツアーのほうが効果的という意見もあるだろうから、一概にひと昔前のような大規模ライヴにたよらなくてもいい時代になってきているのではないだろうか。

 

ビッグネームを呼んでペイするために必要なキャパシティという逆算で出てくるハコであるのならば、それは音楽とは関係のない話。

「音楽をもっと楽しめる会場」という視点で話が進んでくれることを願いたいのだが。