小林弘幸『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』[reading memo]

著者は順天堂大学医学部教授で日本体育協会公認スポーツドクター。

ボクが日課に取り入れているセル・エクササイズを提唱しているのも著者だ。

著者は副交感神経をコントロールすることで体質が改善できるとして、その具体的な方法を本書でも伝授してくれる。

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ストレッチや柔軟体操では身体の深部はほぐすことができないという著者の言葉には説得力がある。

こうしたちょっとした運動を習慣化できるといいのだが、活字の形ではなかなかそれが叶わない。

メディアミックスほど大げさなものでなくてもいいのだが、たとえばそれぞれのポーズに対応したYouTubeの動画などがあるといいのではと思ってしまう。

ボクがセル・エクササイズを習慣化できているのも、付属のDVDをデッキに放り込んだままにして、すぐに再生できるようにしているからだ。

なによりも、本をめくりながら運動するということは無理があり、DVDに合わせながらのほうが圧倒的に再現性が高い。

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こちらは、毎日続けている(たまに抜けるけど)日記を、書こうと思い立ったきっかけの部分。
1)その日いちばん失敗したこと
2)その日いちばん感動したこと
3)明日の目標
それぞれについて短い文章でまとめるというものだ。

短い文章でいいと言っても、書くためにはそれなりの時間を費やす。1日をざっと振り返って、どれが「いちばん」だったかなぁと考えなければならないからだ。

著者は、その行動が寝る前に良い効果を与えるというのだ。

確かに、なんとなくモヤモヤとしたものを感じながら寝床につくことがなくなるため、とても寝入りがよくなるという実感がある。

1日をリセットして、明朝はスッキリと起きることができるというメリットは、かなり実用的なのではないかと思っている。

心のストレッチとも言うべきこの日記、お勧めできるものだ。