天候が不順だと言っていいのだろう、今年はなかなかコートが手放せない。
ライヴ取材は圧倒的に夜なので、帰り道に寒さで震えないように注意する必要があったりする。そうなると、出掛けて行くときは要らないと思っても、とりあえずコートは持っていくことになる。風邪をひいて不機嫌に過ごす損失を考えると、ちょっとの手間と荷物でそれを回避できるのであればよしとするようになった。我ながら大人になったもんだ(笑)。
閑話休題。
実は以前にボタンがとれてしまっったときに、急場誂えでつけたままになっていたのがこのコートのボタンだった。ワイシャツと違って生地が厚いため、ボタンをつける糸もちょっと太いようで、これを見栄えよくつけるのはなかなか難しいのだ。
以前につけたボタンは玉留めがうまくできずに糸じりが飛び出してみっともないものだった。まあいいやとそのまま着ていたが、やっぱり取れそうになってきて、みっともないからちゃんと付け直そうと思い立ったわけだ。
そのためには、ちゃんとお手本を見て学んでからやろうと思って、30年くらい前に買った「男のなんたら」とか言うムックがあったはずだと思って探したのだけれど、見つからない。きっと引っ越しのときに処分してしまったのだろう。
なので、ネットで調べたら、とても親切なサイトがあった。
ボタンのつけ方~イラストでわかりやすい!~|手芸小物♪ついつい研究ブログ ~もっとカワイク簡単な作り方って?
ほかにも図解しているサイトはあったけど、このサイトはいちばん丁寧で、痒い所に手が届く説明があったのでとても役に立った。こういうときに、ネットの便利さを実感できるなぁ。
糸じりも飛び出さず、まあまあ上手くできたかな、と。これ、お店(クリーニング店とかリフォーム店など)に出すと1個300円とか取られるらしい。
2個で600円か…。
コートのボタンはいちばん目立つといえば目立つものなので、ちゃんと職人さんに付けてもらいたいという気持ちもないことはないけど、なんか自分でやったら愛着も出るし、多少よれていても許せるような気がするんだけど、それって自分に甘いってこと?
このコート、ちょっと生地が変わっているので、やっぱり自分で手洗いすることにしようかな。まだ使うかもしれないので、洗うタイミングが難しそうだけど、今年は…。