早起きをして、桜木町で映画を観終わるとちょうどお昼時。
みなとみらい地区にもいろいろと飲食店はあるのだけれど、どうも気分じゃなかったので、根岸線に乗って2駅、石川町に移動した。
石川町駅は、横浜に近い側が中華街への入り口、大船側が元町の商店街に出る改札になっている。
元町商店街はオシャレなストリートとして有名だが、飲食店はあまり知られていない。すぐ近くに中華街や関内などの繁華街があるので、買い物やウィンドウショッピングは元町で楽しんでから、移動して食事というパターンになってしまうからなのかもしれない。
しかし、最近になって、山手に知り合いから、「元町にも美味しい中華料理店ができたよ」と連れて行っていただいた。確かに、味も値段も大満足で、中華街なんかに足を伸ばさなくてもいいと思えるくらいの内容だった。
ようやく再訪することができたという次第。
場所は、元町商店街のちょうど真ん中あたりから山手方面にちょっと入った坂の手前。坂は汐汲坂。
アミューズ。右のタレのように見えるのがイベリコ豚のレバーペースト。これがすごい!
スープ。アッサリした玉子スープのなかに歯ごたえの違う野菜が入っているから食感がおもしろい。
点心2点の1つ。大根もち。大根の風味が活きていて、地味豊か。
グラスで紹興酒を頼んでしまった。あまりに美味しいので。
点心2点目は小籠包。
めいめいに供される。
銀ムツのフライ。下にサラダが敷かれていて、ジンジャーアップルソースがかかっている。熱々のフライをハフハフと頬張りながら紹興酒を飲むのは最高っす(笑)。
コースに付いている工芸茶。8種類から選ぶことができる。ボクは商売繁盛を意味するお茶を選んだ。
上から見るとこんな感じで花が開いていく。
これがほぼ完成。このあと、お湯を足しながら4〜5杯は十分に楽しめる。
野菜の鶏肉ときのこの広東風あんかけ。下の野菜は白菜。出汁がしみていてシャクシャクと歯応えが残っている。干し椎茸と思われる具材がとても味わい深くて、これもまたいいツマミだなぁ。
ラストにチャーハンが登場。桜海老が入っていてとても香ばしい。
デザートは杏仁豆腐とマンゴープリンのダブルファンタジー(笑)。
これが汐汲坂。横浜の人なら注目のスポット。周囲にもいい店があるのだ。この心心相印はそのなかでもイチオシできる幸福感を味わわせてくれるお店だった。