渋谷に出て、桜丘の富士そばに久しぶりに入ってカツ丼を注文…
すでに伝説にもなっているように(なっていない?)、富士そばのカツ丼は一部のフリークによって神格化されている。
確かに500円でお釣りがくるという価格帯で食べられるカツ丼のなかでは群を抜いて美味しいと思うし、食べたあとのがっかりした感じが少ないということも、この評価に通じるものがある。
しかし、個人的にはこのカツ丼のカツ、もう1切れ欲しいところなのだ。
ボクはご飯とおかずのバランスに神経質なタイプであるようだ。理想はおかずとご飯を1箸ずつ取って、きれいに交互で皿が空くこと。これを日夜めざしていると言っても過言ではないかも。
カミさんからも笑われたりするし、自分でも最後のほうになると味よりもご飯とおかずの量を調節するのに神経がいってしまってつまらない人生だと思うようになってきたから、最近はカロリー摂取の気遣いもあるので「ご飯、残せばいいや」と思えるようになって、だいぶ気が楽になった。
しかし、この富士そばのカツ丼である。
桜丘店のカツ丼は460円。このコスパを堪能するためには、残したのではダメなのだ。いや、そう思うこと自体が貧乏性だということはわかっている。わかっているけど、それができるくらいなら、富士そばには入らない生活を送りたい。
いや、カツ丼だ。なぜこのカツ丼がこんなにボクを悩ませるのかと言えば、ご飯の量が多いのだ。だから、もう1切れ、カツが欲しい。そうすれば、おそらくベストなバランスになる予感がある。予感があるだけに、未練が残ってしまう。
価格に見合った味であると評価しているだけに、未練が残るということがとても残念なのだ。そして、500円でお釣りがくることに喜びながらも、この未練のために心から喜んでいない自分がいて悲しい。トッピングとかないのか、富士そば。お釣りの40円で1切れ、足してはくれぬか、富士そば。
このネタでブログ記事1つかけてしまったほど気にかけている自分も悲しい。
あと、ワカメのお汁とお新香も塩っぱすぎるぞ、富士そば。
またしばらく、このカツ丼ともお別れになるに違いないな、こりゃ。