ジャズ・フェスに注ぎ込んだ予算が有意義かどうかは費用対効果をどの基準で測るかが鍵になるだろうか>「セントルシア:ジャズフェスティバルに投資する価値はある?」[ニュースクリップ」 #ジャズ #jazz

西インド諸島に属する小さな島、セントルシアで1991年から開催されているジャズ&アート・フェスティヴァル。

国家予算を使っての経済振興事業として継続してきたようだが、これに対して効果を疑問視する声があがっているという…

セントルシア:ジャズフェスティバルに投資する価値はある? · Global Voices 日本語
今年のセントルシア・ジャズ&アート・フェスティバルは幕を閉じたが、多くのネットユーザーからこのイベントの経済的効果について疑問の声が挙がっている。特に、国家予算をめぐる議論が現在進行中であるという背景に照らしての意見だ。 …

すでに20年を超える歴史をもち、無意味だという意見ではないようだが、国家予算から800万ドルを注ぎ込んだイヴェントとして結果をみると、あまり有効ではなさそうだということのようだ。

すなわち、ジャズ・フェスをやりました、はい、よかったですね、終わり、、、じゃダメだろうということ。そこからなにか産業が派生して、別の経済サイクルを生み出していく工夫が欲しいというのが、異議を唱える一派の言い分らしい。

ジャズは、利益を出すとか、収支が合うとか、損失を出さないとか、そういうことでなければならないのか?

ジャズはそれが生み出された時期にさかのぼると、ホテルの部屋が観光客で満室になるように作られたんだと思うよ。彼らはイベントとその周辺でお金を使うんだ。

私は、より多くの地元住民が分け前をもらい、イベントに参加したり、収益に貢献する機会を得られたらうれしい。

今シーズンは素晴らしかった。なぜなら実際のイベントで、今までにないほどの多くのコミュニティーに恩恵をもたらすことができたからだ。

できれば将来のジャズイベントは、より多くのコミュニーティーで開催され、さらに多くの地元住民を含むものとなるといいね。

主張では、イヴェントに偏りすぎて、経費をチケット代で回収できているかにばかり執心する主催者に問いかけているようである。

もちろん「持ち出し」では続けようもないだろうが、音楽イヴェントがあたかもファンドのように数字だけで内容を判断され、文化とは別物のように扱われる風潮が強まることは、憂うべきことだ。

写真は2010年のステージの模様。公式サイト(下記)から引用。

www.stlucia.org is the official portal for Saint Lucia Tourist Board. Find out about traveling to and enjoying the unique pleasures that the exotic Caribbean Island of St. Lucia.