この30年を見るだけでも、旅のスタイルは大きく変化したと言えるだろう。
それに対して、ようやくデータ分析が追いついてきたという特集記事を読んだ。
旅行業界では旅行会社主体のツアーが減少して、ネット等を利用したP2Bとでも呼ぶべき個人で直接宿などを手配する“個人旅行”が増えていることによって、旅行者の動向やニーズが把握しづらくなっているという。
そこで…
「じゃらん」が明らかにした旅行者の意外な足跡、カンと経験の地域活性化に登場した新手法とは?
なぜ旅行者の足跡を詳細に追うことができるのか。そこで活用されているのが、いま注目を集める「ビッグデータ」だ。ビッグデータは地域活性化への有力なツールとなり得るのか、その詳細に迫った。 …
リクルートライフスタイルじゃらんリサーチセンターでは「じゃらんnet」や「コロプラ」の情報を元に統計処理して分析。
この“旅のビッグデータ”によって、これまで把握しづらいと思われてきた個人旅行の動向が明らかになってきたという。
こうしたデータは、地域活性化に貢献できるように発展させていきたいとのこと。
確かに、企画ありきでは魅力的な旅行先は育たない。活力のある地域だからこそ人を集めることができるわけだ。それはなにも、旅行業界に限ったことではないが。
とすると、このデータの活用は、日本の地域や地方の在り方を変える方法を秘めていると言えるかもしれない。