[ニュースクリップ]iTunes Matchはネット購入のストレージ・サービスと割り切るべきか?

 

iTunes Matchのサービスが日本でも始まりました。

 

4562439365_0cfc8c393c_m photo by dopamine harper

 

Appleのストレージ・サービスはあまり評判が……

 

よくないのですが、音源のデジタル管理では結局のところiTunesを使わざるを得ず、そうなるとほかのストレージ・サービスよりも最終的にはデータが守られるのではないかという期待をしてしまいました。

いまのところウチでは、デジタル化している音源はMicrosoftのストレージOneDriveに放り込んでいます。ここにiTunesが繋がるようにしておいて、端末の容量削減とマルチ環境を実現させています。

いずれはストレージの容量が足りなくなり、そのときは有料のサービスに移行せざるをえないわけですが、それなら早めにiTunes Matchへ移行しておいたほうが、データの引っ越しも楽だろうし、などと思っちゃうわけです。

で、iTunes Matchのサービスを確認してみました。

 

 

Apple – iTunes – iTunes Match

 

 



すると、「iCloudに保存できる曲は最大25,000曲」となっているんですね。

たとえばジャズのアルバムで10曲ぐらいが1枚の平均値だとすれば、2,500枚程度の収納力となります。

あれ、これじゃぜんぜん少なすぎるじゃん?

と思った音楽ファンの人も多いのではないでしょうか。

1,000枚や2,000枚のレベルでは、音楽マニアとは呼べないかもしれないのですから。

 

そうなると、上限があるストレージ・サービスは中途半端な状態になりかねません。

ほかのストレージ・サービスでは「無制限」というものがあります。そうなってくれないと、データにして手持ちのCDを処分する意味が薄れてしまいます。

 

もちろん、Tunes Matchでは「iTunesがマッチさせたすべての曲はiCloudから256Kbps AAC、DRMフリーの音質で再生」というインセンティヴを掲げています。

しかし、そもそもマニアックなジャズのアルバムが「iTunesにマッチ」するかどうかという心配もあります。マッチしないと容量に加算されて、やっぱりフローしてしまいますよね。

 

やっぱり、いきなりデータ購入して、せいぜい10,000曲=1,000枚程度のストックしかないそこそこのポップス・ファンといったあたりがターゲットの、やわなサービスという感じがしてしまうのですが・・・。

 

 

突然始まった国内向けiTunes Match レコード会社は「時代の流れ」 – ITmedia ニュース



こちらの記事によれば、著作権管理の問題もあまりクリアになっていないようですし。

 

こりゃあ、もう少し様子を見たほうがよさそうですね。