iTunes Matchのサービスが日本でも始まりました。
Appleのストレージ・サービスはあまり評判が……
よくないのですが、音源のデジタル管理では結局のところiTunesを使わざるを得ず、そうなるとほかのストレージ・サービスよりも最終的にはデータが守られるのではないかという期待をしてしまいました。
いまのところウチでは、デジタル化している音源はMicrosoftのストレージOneDriveに放り込んでいます。ここにiTunesが繋がるようにしておいて、端末の容量削減とマルチ環境を実現させています。
いずれはストレージの容量が足りなくなり、そのときは有料のサービスに移行せざるをえないわけですが、それなら早めにiTunes Matchへ移行しておいたほうが、データの引っ越しも楽だろうし、などと思っちゃうわけです。
で、iTunes Matchのサービスを確認してみました。
すると、「iCloudに保存できる曲は最大25,000曲」となっているんですね。
たとえばジャズのアルバムで10曲ぐらいが1枚の平均値だとすれば、2,500枚程度の収納力となります。
あれ、これじゃぜんぜん少なすぎるじゃん?
と思った音楽ファンの人も多いのではないでしょうか。
1,000枚や2,000枚のレベルでは、音楽マニアとは呼べないかもしれないのですから。
そうなると、上限があるストレージ・サービスは中途半端な状態になりかねません。
ほかのストレージ・サービスでは「無制限」というものがあります。そうなってくれないと、データにして手持ちのCDを処分する意味が薄れてしまいます。
もちろん、Tunes Matchでは「iTunesがマッチさせたすべての曲はiCloudから256Kbps AAC、DRMフリーの音質で再生」というインセンティヴを掲げています。
しかし、そもそもマニアックなジャズのアルバムが「iTunesにマッチ」するかどうかという心配もあります。マッチしないと容量に加算されて、やっぱりフローしてしまいますよね。
やっぱり、いきなりデータ購入して、せいぜい10,000曲=1,000枚程度のストックしかないそこそこのポップス・ファンといったあたりがターゲットの、やわなサービスという感じがしてしまうのですが・・・。
突然始まった国内向けiTunes Match レコード会社は「時代の流れ」 – ITmedia ニュース
こちらの記事によれば、著作権管理の問題もあまりクリアになっていないようですし。
こりゃあ、もう少し様子を見たほうがよさそうですね。