“ジャズ de 盆踊り”というのを野毛でやっているというので冷やかしてみた

 

「横浜の下町、野毛の秋を彩る創造的ジャズイベント」というふれこみで“ジャズ de 盆踊り”というのが開催される噂を聞きつけて、出掛けてみることにした。

 

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野毛というのは……

 

京浜東北線・根岸線の桜木町駅の山側、すなわちみなとみらいと地区とは反対側の一帯。

山側なのに下町とはこれいかになんだけど(笑)。

 

“ジャズ de 盆踊り”は9月13日14日の土日を使ったイベント。土曜日は仕事があったのと、ちょっと気分がすぐれなかったのでパス。

ネットでちょっと下調べをしてみると、会場が関内の吉田町から野毛本通りにかけてとなっているようだったので、ひとつ手前の関内駅から歩いてみることにした。

13日には大岡川に架かる都橋を挟んで吉田町と野毛の大綱引きをやっていたんだけれど、見られず。

きょうはといえば、なんと吉田町の神輿が出ていた。これは“ジャズ de 盆踊り”とは関係ない行事だったようだ。

なかなかいい担ぎをしていた吉田町の神輿を後にして、野毛へ進む。

 

 

 

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野毛本通りはすでに“ジャズ de 盆踊り”モード。

メインステージでは、二村希一トリオによる演奏でヴォーカルが入ったステージをやっていた。二村さんのピアノ(エレピ)、すんごいグルーヴィーで圧倒される。

出店でアルコールを補給しながら路上でこんなレベルの高いライヴを無料で聴けるなんて、とても贅沢だなぁ。

 

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ひと回りして戻ってみると、野毛三丁目交差点の近くのサブステージでは、エスコラーヂ・サンバ・サウージのパレードが始まっていた。

バトゥカーダ隊の強烈なリズムが鳴り響き、周囲の観客もノリノリ。

 

 

 

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メインステージの“ジャズ de 盆踊り”は6時からだったので、ちょっと休みに出掛けてから戻ることにする。

7時からのプログラムに間に合った。

ステージでは今田勝トリオの生演奏に合わせて盆踊りが始まっていた。「A列車で行こう」で盆踊りとはどうなることかと思っていたら、すんなりとノレる演奏と振付。

無理に盆踊り用にアレンジしなくてもぜんぜん大丈夫。やっぱりスウィングって踊るための音楽だったんだなぁって思ってしまった(笑)。

 

 

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エスコラーヂ・サウバ・サウージの面々も乱入して、エンドレス状態の盆踊りに突入。

 

どうなることか半信半疑で観に行ったというのが正直なところだったんだけど、これまた正直な感想としてはとてもおもしろかった。イベントとしてもあんまり無理したところがなく、ジャズというテーマもぶれてない。聴くだけじゃなくて、観客も踊り手として参加できるというのはとてもいいと思った。外野でも思わず身振り手振りを真似したりできるし、それがまた楽しいのだ。