富澤えいち担当記事のご案内です。
担当したのは……
「名演に乾杯」という連載の15回目。
スタア・バー・ギンザイの岸さんがハービー・ハンコックの「処女航海」に合わせて作ってくれたカクテルは、「シャンパン・カクテル」。
グラスに角砂糖を入れ、そこに静かにシャンパンや発砲ワインを注ぐというもの。
角砂糖にはアロマチック・ビターズという苦みのリキュールをたらしておくのがポイント。
この取材でカクテルの主流がアメリカ、それもニューヨークにあり、彼らの好みが甘みと苦みのある酒であることを知りました。
ということは、ジャズはそういう好みの人間たちが、そういう酒を飲みながら聴いたということです。
甘苦い酒を飲みながらジャズを聴くと、その印象も変わるのか、やってみたいと思います。