富澤えいちの担当原稿を紹介します。
担当したのは……
ブルーノート4000番台のヒット作をリイシューしたシリーズの1枚。
グラント・グリーンの『ザ・ラテン・ビット』のライナーノーツです。
グラント・グリーンはマイ・フェイヴァリットのギタリストのひとり。
1960年代と70年代ではだいぶ感じが違うミュージシャンなのですが、ゴリゴリのジャズ・ギタリストとしての宿命を背負わされていたデビュー当時とは違って、少し余裕が出てきてラテン・フレーヴァーを入れたりした内容で、グラント・グリーンならではの遊び心にあふれたフレーズが随所に出た、入門編としては最適な1枚になっているんじゃないかと思います。
なにに対する入門編かといえば、コテコテになっていく70年代グラント・グリーンに浸るための、です(笑)。