観ておいたほうがいいかなと、職業倫理的に気になっていたのが「セッション!」という映画。
アカデミー賞3部門を受賞しているしなぁ、と。
後出しジャンケンのようだから心苦しいんだけど、予告編を見て、ちょっと躊躇していた。
おいおい、そういうしごき練習をするという映画なのかよ〜、と。
要するにスパルタだ。
まあ、スパルタ的、「巨人の星」みたいな演出は、根性ものや成長ものには欠かせないからね。
映画「スウィングガールズ」だって、ペットボトルをへこまして肺活量を鍛えたりしていたしね。
ああいう細かいギャグが、けっこうラストの演奏シーンの感動につながっていたのは確かだと思う。
だから「セッション!」も、観てから批評すればいいんだろうと。
と、そんな出鼻をきれいにくじいてくれたのが、菊地成孔さんの痛烈な「セッション!」評だった。
→「セッション!(正規完成稿)〜<パンチドランク・ラヴ(レス)>に打ちのめされる、「危険ドラッグ」を貪る人々〜」|naruyoshi kikuchi INTERNET TROISIEM
菊地成孔さんらしい、ヨレているのにキレがある分析で、見事に予告編を見たときのモヤモヤが吹っ飛んでしまった。
裏話はちょっと書きすぎですね(笑)。
せっかくのワインが飲めるチャンス、減っちゃうじゃないですか。。。