「jazzLife」2017年3月号 執筆後記

 

富澤えいちの執筆担当記事の紹介です。

 

 


 

JAZZ LADY PROJECT『シネマ・ラヴァーズ〜映画に恋して』

五十嵐はるみ・ユッコ・ミラー interview

2011年にスタートした“女子ジャズ”プロジェクトが、第3弾となるアルバムを発表。メンバーは17人という大所帯になっていますが、曲ごとの小編成を継続するという、ユニークな企画です。あ、女子じゃなくて、淑女ですね、正しく訳せば。

あくまでもメンバーのひとりである五十嵐はるみさんと、若手サックス奏者として注目を浴びているユッコ・ミラーさんの2人にお話をうかがうことに。

ところが、ユッコ・ミラーさんが取材当日にアクシデントで来られなくなり、急遽携帯電話を介しての五十嵐はるみさんとのインタヴューになりました。

これだけ人数がいるプロジェクトだと、ひとりひとりの、1曲1曲の話は聞けないのがつらいところですが、まとめ役の五十嵐はるみさんが取材慣れしているので、とてもスムーズに取材を終えることができました。よかったよかった。

 

 

 

 


 

『クレッセント・シティ・コネクション』高澤綾 interview

女性トランペット奏者として活躍している高澤綾さんに、新作について話を聞きました。

奏者として命運を分けかねない唇のトラブルに見舞われたこと、その治療で訪れたニューヨークで運命のニューオーリンズへ導かれる出逢いがあったことなど、このアルバムが彼女の転機になるであろうことを示すエピソードをいろいろと話していただきました。

 

 

 

 


ディスク・レヴュー

『“SJPトリオ”ライヴ〜天空の滝〜』布川俊樹

 

 

 

布川俊樹さんの貴重なスタンダード集。

 

『ザ・ニュー・デイ』北川翔也

 

コンテンポラリー・ギター界の期待の新星、北川翔也さんのデビュー作。

 

 

 

 

『ア・ストーリー・エンディド』ディック・ヘクストール・スミス

プログレの伝説的なバンド“コロシアム”のサックス奏者として名を馳せたディック・ヘクストール・スミスの1972年の作品。

ジャズの旧作に対してはそれほど思い入れを込めて原稿を書くことはないのですけれど、こういうのは別ですね。プログレ・ファンは買って損はないことをお伝えしておきましょう。というか、こういうのは買えるときに買わないと買えなくなっちゃうのでご注意を。