【info】マーク・ホイットフィールド・アンド・ザ・ホイットフィールド・ファミリー・バンド日本公演

 

ジャズを土台とするポピュラー音楽界では、キーパーソンを輩出するユニットとしてしばしば象徴的な名称を冠せられることがあります。

ジャズ・メッセンジャーズしかり、クルセイダーズしかり。

近年では、ジャズ・フューチャーズがそれに該当するでしょう。

ロイ・ハーグローヴやクリスチャン・マクブライドというメンバーの名前を挙げれば、異論はないですよね?

逆に、「え?」と感じた人は、ロイ・ハーグローヴ(トランペット)やクリスチャン・マクブライド(ベース)をチェックしておかないとダメですよ(笑)。

ちなみにジャズ・フューチャーズとは、1990年代初頭に若手有望株を売り出すために組まれた企画バンドで、ロイ・ハーグローヴやクリスチャン・マクブライドのほかに、マーロン・ジョーダン、アントニオ・ハート、ティム・ワーフィールドらがフロントのサックスに名を連ね、ピアノはベニー・グリーン、ドラムスにカール・アレンという布陣でした。

その錚々たる面々のギターの座を受け持っていたのが、マーク・ホイットフィールド。

1966年生まれのホイットフィールドは、15歳でベースからギターに楽器を持ち替えると頭角を現わし、バークリー音楽大学へ。1987年の卒業とともにブルックリンへ拠点を移すと、すぐにファースト・コールのセッション・ギタリストとして名が知れるようになっていたようです。

彼は、“第2のジョージ・ベンソン”として注目を浴び、ベンソン本人からも薫陶を受けていましたが、ジャズ・フューチャーズへの起用からもわかるように、ジャズのフィールドではすぐにベンソンを追い抜いてしまったと言えるでしょう。

自己プロジェクトとしては、7年ぶりとなるリーダー作『Grace』を2017年1月にリリース。

フューチャー=未来を担うべきポジションにいたギタリストが、“現在”にシンクロするこのタイミングでの来日で、どんなサウンドを魅せてくれるのか−−。

おおっ、ホントの“ファミリー”と、“現役ヤング・ライオン”の仲村恭士によるバンドではないですか……。楽しみです。

 

MARK WHITFIELD
& THE WHITFIELD FAMILY BAND
2017. 6.25.sun – 6.27.tue
丸の内コットン・クラブ(http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/access/index.html
■6.25.sun
[1st.show] open 4:00pm / start 5:00pm
[2nd.show] open 6:30pm / start 8:00pm

■6.26.mon & 6.27.tue
[1st.show] open 5:00pm / start 6:30pm
[2nd.show] open 8:00pm / start 9:00pm

2017. 6.28.wed & 6.29.thuはブルーノート東京にて公演

MEMBER
Mark Whitfield (g)
Davis Whitfield (p,key)
Yasushi Nakamura (b)
Mark Whitfield Jr. (ds)