【あまびえジャズ祭参加作品】「希望/Never give up hope(明けない夜はない)」by SORA PROJECT

https://youtu.be/ZR0TCqe5DRE

本人による解説

末期がんのベーシスト、そらです。
GISTという希少がんの再発、転移をきっかけに音楽活動を始めました。
活動の目的は生きる希望を伝え、諦めない姿を残すこと。

“そら”と名乗るのには理由があります。
この名前は今は亡き私を生かしてくれた存在の名前なのです。
そして、そらとして生きる私の一つの願いがあります。

“世の中を変えたい”

勿論私にはそんな力はありません。
世の中がすぐに変わることもありません。
それでも、人は変わることが出来ます。
かつての私自身がそうだったからです。
今も何処かで立ち止まっている誰かの踏み出すきっかけになりたい、そんな願いを込めて日々活動しています。

今の自分に出来ること、それが音楽でした。
生きる”希望”を音楽に乗せて届けたい。
夢や希望。愛と平和。様々な幸せの形。
これからも音楽で届けていきます。
どうか貴方のもとへと届きますように。

星は暗闇がなければ輝かないことを教えてくれる応援歌──「希望/Never give up hope(明けない夜はない)」について by 富澤えいち

ベーシストの“そら”の呼びかけで実現した、和楽器をブレンドしたアンサンブル・プロジェクトによるリモート合奏の作品です。

楽曲の構成はシンプルで、それがメロディの叙情性を高める効果を生んでいます。

箏や二胡、チェロと三味線のユニゾンといった、このプロジェクトならではのサウンドは、メロディラインを強めるだけでなく、西洋楽器だけでは表現できない独特の“匂い”をもたらしてくれます。

撥弦楽器の箏とPixiechord(演奏者のSami Eluによる創作打弦楽器)を聴き比べることができる演奏順など、リモートならではの連携の難しさを補ってあまりある、インスト好きには萌えるポイントが随所に仕込まれている動画になっているので、「良いメロディだな~」と1回目を観終えたら、それぞれの楽器の演奏者が普段はあまり共演しない(と思われる)楽器と自分の音の“反りを合わせる”ための工夫を探ってみることをオススメしたい。

もしかしたら、演奏者にとって不自由で慣れないリモートという環境での動画収録であったからこそ表出した部分であり、それはもちろん音楽的な未熟や失敗などではもちろんなく、偶然がもたらしてくれた「音楽を別の角度からも楽しめる」ことを教えてくれる“ギフト”なんじゃないかな、と思うのです。

SORA PROJECT プロフィール

そら (ベース)

千葉県出身。S59/2/29(36)うるう年生まれ。GLAYに憧れベースを始める。

歴は約20年(途中10年程のブランクあり)趣味はベースの他、車/コーヒー/料理/釣りなど。飲食と音楽を組み合わせていくことが夢。

TwitterやYouTubeで活動中。17 Live認証ライバー/公式配信者。

Jacob Koller (piano)

米国アリゾナ州・フェニックス生まれ。

高校に入学するまでにアリゾナ・ヤマハ・ピアノ・コンクールを含む 10 以上のクラシック・ピアノ・コン クールで優勝する。

高校ではジャズクラブでバンド活動を始め、ジャズの才能を開花させる。
アリゾナ州立大学へ入学後ジャズ作曲コンクールなどで絶賛され、全米から5人のみ選ばれる「COLE PORTER JAZZ PIANO FELLOWSHIP」のファイナリストに選ばれる。

来日後、TOKU のバックなどジャズ・ピアニストとして活躍。

テレビ朝日「関ジャニの仕分け」内「ピアノ王決定戦」で優勝する。

その後いくつものオファーを断り、より自由に自身が求める演奏の世界を具現化したCDを敢えて自主制作でリリース。YAMAHAのオフィシャルピアノアーティストとしてYAMAHA会場で月に数回演奏をしながら、自身の音楽スタジオも営み、全国各地で演奏活動をしている。

YouTube総再生数は3000万回を超え、登録者数は25万人近くを有する。

現在、最も注目される若手実力派ジャズピアニストの一人である。

https://www.jacobkoller.com/

Sami Elu (Pixiechord)

アメリカ・ボストン出身。バークリー音楽大学でジャズと作曲を学び、世界で活躍する孤高の音楽家。

ピアノ・アコーディオン・ドラム・トロンボーン・フルート・チューバ等、複数の楽器に精通する。

廃材とピアノ線を使って、世界に一つだけの木製弦楽器「Pixiechord」を自ら製作、演奏を開始。

「和」の心を持ち合わせた流浪の音職人が、自然と調和した唯一無二のサウンドを即興演奏で奏でる。

吉田鋼太郎プロデュース・阿部寛主演の舞台「ヘンリー八世」にて音楽担当。

公開された演奏動画のYouTubeは900万再生を突破した。

http://samielu.com/

原田サトシ (二胡)

北海道生まれ、福岡県育ち。現在、神奈川県在住。中国関連職に従事しつつ、関東を中心に二胡演奏活動を行い、神奈川県海老名市で二胡教室を開講している。

20代の半分以上を中国で過ごし、滞在1年目のころ二胡との運命的な出会いを果たす。帰国までの間、元中国歌劇舞劇院ソリスト・霍暁君氏(元「女子十二楽坊」二胡奏者)の専門的な指導に恵まれ、中国音楽学院に留学。学院では柴帥、李尚楠両氏に師事。作編曲およびDTMを学び、オリジナルやアレンジ作品をインターネット各メディアで発信。また、二胡のほか中国語を専門とし、漢詩と二胡の融合など新しい文化の形を模索中。

https://25-ni.com/

金子展寛 (箏)

9歳より生田流箏曲をを始め、NHK邦楽オーデション合格。
第21回全国高校生邦楽コンクール県知事賞(第1位)受賞。利根英法記念第1,2回邦楽コンクールにおいて奨励賞受賞。日独交流コンサート(ドイツ)において数カ所演奏。第22回賢順記念くるめ全国箏曲祭全国箏曲コンクールにおいて銀賞受賞。
市川市文化振興財団主催第29回新人演奏家コンクール邦楽器部門において最優秀賞受賞。
国際交流基金アジアセンター主催事業「NOTES: composing resonance」に参加。インドネシアの音楽家とともに新たな形のコラボレーションを実現。
故野坂操壽氏、滝田美智子氏に師事。

生田流箏曲松の実會会員。 (公社)日本三曲協会会員。生田流協会会員。桐の響会員。「むつのを」メンバー。

箏を通じて、ソロでの活動や、邦楽器との共演はもちろん、洋楽器やアジアの音楽との共演、舞台やCDのレコーディング、アレンジなど隔たりない幅広いフィールドで活動を展開し、多くの方に箏の魅力を知ってもらえるよう活動をしている。自宅にてお箏教室を開催。

https://nobuhiro-1325koto.jimdo.com

しゃみお (三味線)

12歳より三味線を始め、その圧倒的な技術で数多くの伝統的な舞台にて演奏してきた。

そのメインフィールドゆえ、「しゃみお」としてはその正体・経歴を明かすことができないため、狐の面をつけて演奏する。

現在、三味線奏者の中ではYouTube登録者数世界一を誇っている。

パリで開催された「JAPAN EXPO 2018」でも演奏。
錚々たる面々と日々共演してきたが、さらなる音楽に対する遊びと自由な演奏を求めて3×4×Sを結成した。
3×4×Sでは演奏、編曲、動画編集などを担当する。

ヌビア (チェロ)

6歳よりチェロを始め、オランダのユトレヒト音楽大学、英国トリニティ音楽院にて学ぶ。

横浜国際音楽コンクール高校生の部第2位、長江杯国際音楽コンクール第3位、冲永荘一学術文化賞奨励賞など多数受賞。
現在は舞台をクラシックからポップスに移し、アニメやゲームのレコーディングにソリストとして数多く参加している他、エレキチェロを用いた公演も行う。

また、作編曲家・作詞家としても活動。

商業舞台音楽、ゲーム音楽、アニメ音楽、海外向けの製作などを多数こなし、ジャンルはEDM・メタル・エピック・オーケストラなど多岐にわたる。
3×4×Sの楽曲製作、MIX・MASTERING、運営、プロモーション、プロデュースなどを行っている。

支援はこちらから

動画を観て「いいね!」「おもしろい!」と思ったら、ぜひ演奏者の活動を応援するために寄付を考えてみてください。

■新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金

https://readyfor.jp/projects/covid19-relief-fund

「力を合わせてこの危機を乗り越えていきましょう。
皆で助け合い、そして明るい未来へ向かっていきましょう。
ご協力のほど宜しくお願い致します。」(そら)

あまびえジャズ祭ってなんだ?

あまびえジャズ祭へようこそ!

このジャズ祭は、新型コロナウイルス感染症対策でSTAY HOMEしているジャズ好きのみなさんのために、演奏者の方々に協力していただいて、好きなときに好きなようにジャズの動画を楽しんでいただこうと思って始めた企画です。

基本は演奏者が自分で選んだ動画を観ていただくというだけの祭です。

そこにほんのちょっと、音楽ライターの私が講釈を加えます。

ならぬ堪忍するが堪忍という現在の状況ですが、堪忍袋の緒を緩めてくれるジャズの楽しみを、この機会に広げていただければ幸いです。

なお、演奏者で賛同いただけましたら、ぜひエントリーください。
説明ページはこのリンク先にあります。➡ 説明ページ