【あまびえジャズ祭参加作品】「Into the silent echoes」by Trussonic – towa kitagawa trio –

曲のデータ

♪Into the silent echoes / 作曲:北川とわ
pf 北川とわ ba 岡田治郎 dr 山内陽一朗

収録アルバム:Trussonic – towa kitagawa trio –
4th album『Echoes Forever』

パーツの有機的な結合というトリオの本領を垣間見せた映像作品──「Into the silent echoes」について by 富澤えいち

2015年に活動をスタートさせたTrussonic(トラスソニック)の、第4弾アルバム『Echoes Forever』に収録されている曲のプロモーション・ヴィデオです。

最初、「テレワークのPVかしら?」と思ったのですが(笑)、レコーディングのときのPV用の収録のようですね。

考えてみれば、レコーディングというのはお互いの音の干渉を防ぐためにパーティションを立てたり別室で録ったりと、ソーシャルディスタンスの環境ありきだったりするわけです。

ということは、コンテンポラリー・ジャズと呼ばれるポスト・フュージョンのサウンドには、コロナ時代を先取りした演奏環境による特徴が織り込まれているということになる。

北川とわが生み出そうとしている、幾何学的とも多層複合的とも(あるいは「Matrix」的とも)いうべき音楽世界にこうした演奏環境は、少なくとも同時発声を優先させるオーケストラやジャズのコンボよりもマッチしていることが、この絵を見ることで気づかされたりしたわけです。

Trussonicに感じていた“クール”というニュアンスは、もしかしたらこうしたヴァーチャルにも援用できる距離感が関係しているのではないか──という想像をたくましくしてくれる“分割画面”なのです。

プロフィール

Trussonic(トラスソニック)-towa kitagawa trio

北川とわ

静と動、難解さとポップさ。複雑な変拍子やポリリズムを駆使しながらも、心に残るメロディー。ドラマチックな唯一無二のサウンドで、プログレッシヴロックファンやジャズファン、ジャンルを超えた音楽ファンからの支持を集めてきたピアニスト北川とわ率いるプログレッシヴジャズピアノトリオ「Trussonic(トラスソニック)-towa kitagawa trio」。

2015年の活動開始以来、全国でのライブ活動を展開。

2016年デビューアルバムを皮切りに、次々と発表したアルバムはいずれも各種チャート1位、Yahoo news、多数の雑誌に取り上げられる。また、2nd album収録曲「Biorhythm」は、国際作曲コンテストにて1万曲以上の中からファイナリストに選ばれる。

2018年以降は3年連続クラウドファンディングによるアルバム制作を成功させ、開始僅か1日で100%(100万円)達成など、このジャンルとしては記録的な結果も打ち出した。

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あまびえジャズ祭ってなんだ?

あまびえジャズ祭へようこそ!

このジャズ祭は、新型コロナウイルス感染症対策でSTAY HOMEしているジャズ好きのみなさんのために、演奏者の方々に協力していただいて、好きなときに好きなようにジャズの動画を楽しんでいただこうと思って始めた企画です。

基本は演奏者が自分で選んだ動画を観ていただくというだけの祭です。

そこにほんのちょっと、音楽ライターの私が講釈を加えます。

ならぬ堪忍するが堪忍という現在の状況ですが、堪忍袋の緒を緩めてくれるジャズの楽しみを、この機会に広げていただければ幸いです。

なお、演奏者で賛同いただけましたら、ぜひエントリーください。
説明ページはこのリンク先にあります。➡ 説明ページ