本田竹曠(竹広)『Trio LIVE 1974』は日本のトリオ・ジャズを語るうえで欠かせない貴重な音源であることを認識しておいてほしい

Honda Takehiro Trio LIVE 1974/CD/OWL-007posted with カエレバ楽天市場で購入Amazonで購入Yahooショッピングで購入

ライナーノーツを担当しました。

1974年と言えば、ボクはまだ中学生。リッチー・ブラックモアとジミー・ペイジのどちらのほうがギターが上手いのかという論争を同好の士と闘わせていたころです(笑)。

この数年後にジャズを聴き始め、しかしそのころはリアルタイムでストレートアヘッドなジャズに触れることが難しいという状況だったことを覚えています。

でも、いわゆる“現場”ではジャズを追求し、結果を積み重ねていた人たちがいました。そのひとりが、本田竹広さんでしょう。

縁があって数回、インタヴューができる機会がありました。豪放磊落に見えて繊細な感覚に直に触れることができたことは、いまでもライターとしての貴重な経験であると思っています。

そしてこのような発掘音源のリリースに、末席ながら関われることをとても嬉しく思っています。

1974年の本田竹曠トリオというのは……、という話はライナーノーツに書いてあるので、ご購入のうえで読んでいただきたいと思います。ナイショの話も盛り込んであるので、ご期待ください。

同時期の鹿児島でのライヴ盤が亡くなられたあとに出ていますが、数週間でどう演奏が変化しているのか、その日のセレクションとコンディションはどうなのかを比べるのも一興かもしれません。

なにより、製品化できるクオリティのライヴをこの時期にやっていたことが重要と言えるでしょう。

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