微熱でうたた寝をしていた枕元のiPad miniから流れていた桑原あいとエスビョルン・スヴェンソンとマウリツィオ・ポリーニ

 

寒暖差が激しいので体調管理にはくれぐれもご注意を、とテレビの天気予報などで注意されていたにもかかわらず、しっかりと体調不良になりました(~_~;)

 

土曜の午後は仕事を取りやめて、寝床で安静にしていることに。

隣で新築工事の最終段階が進められているようで、土曜日というのに朝から発電機みたいな低周波が鳴り響いて、体調不良には堪えます。

そこで、iPad miniを枕元に置いて、音楽をかけながらうつらうつらする作戦に。

 

まず再生したのが、これ。

 

 

 

桑原あいさんに関係する原稿を書こうと思って資料を探していたときに見つけた音源。

枕元で音量を絞って流していると、ウィル・リーさんのベースの心地よいったらなかったですね〜。

ピアノもぜんぜん表情が違うし、意外な面を発見できたかも。

 

 

次に流したのがエスビョルン・スヴェンソン・トリオのこれ。

Amazonミュージックでチェックしたまま聴かなかったので、この機会に聴いてみようと再生。

前半は期待通りのアンビエントな感じながら、最後はけっこう暴れていたので、微熱の頭にはちょっとキツかったです。でも、やっぱりe.s.t.は好きだなぁ。

 

 

1枚ごとに選ぶのがしんどくなったので、長尺のものをと選んだのがこれ。

ポリーニのシューマンが聴きたくてチェックしていたのですが、なかなか長いと聴くタイミングが見つけられなかったのです。こんなときにちょうどいいとは皮肉なものですが。

協奏曲だとオケが気障りだったりするのが、これはポリーニのピアノだけに集中できていいですね。

まさに夢心地。

おかげでだいぶ回復しました(たぶん)。

 

カタルーニャから届いた幅広い表現力をもつ歌声|シルビア・ペレス・クルス

 

シルビア・ペレス・クルスの

インフォメーションをもらったままだったので、

改めてチェックしてみた。

 

「夜を纏う – Vestida De Nit」が

とてもいいので紹介したい。

 

 

このほかに「ハレルヤ」や「行かないで(Ne me quitte pas)」

というような、最近の日本のジャズ・ヴォーカリストが

取り上げているようなナンバーも歌っているのを、

YouTubeでチェックできるのだけれど、

ボクのオススメは断然「夜を纏う」だ。

 

シルビア・ペレス・クルスとは?

1983年にスペイン・カタルーニャで生まれた彼女。

音楽的な家庭環境で育ち、すでに20歳を迎えるころには

バルセロナで注目されていたという。

 

日本で正式に紹介されるのは今年が初めて。

4月25日にリリースされた 『ジョイア(Joia)』は

2011年から2017年にかけてリリースされた

5枚のアルバムからセレクトされたコンピレーションに

2曲のボーナス・トラックを加えた全30曲の2枚組。

日本オリジナルのアルバムだ。

 

 

スペイン語、カタルーニャ語、ポルトガル語、英語など

複数の言語を使い分けている彼女。

 

楽器編成もプロジェクトごとに多種多様で、

女優さながらのカメレオン性を発揮している。

 

それもそのはず、彼女はスペインでは著名な

女優としても活動しているのだ。

 

5月に初来日を予定しているシルビア・ペレス・クルス。

 

ビート主導ではない、すなわちアメリカン・ポップスとは

距離を置いたムーヴメントが起きそうな予感がする。

 

 

音楽セラピーだけでなく演奏や聴き方のヒントも AI が示してくれているかもしれない話

 

科学作家の竹内薫さんが 、東京交響楽団 正指揮者の飯森範親さんとの対談について 書いていたコラムが面白かったので紹介したいと思います 。

 

 

対談の話題が AI になって、指揮者も AI で代用できるかどうかについて飯森さんが持論を展開 。

それによれば AI は指揮を機械学習して、ある程度真似ができるとしながらも、人間の心の葛藤や感情がないことで本当の意味での指揮にはならないとしています。

飯森さんが問題にしているのは 、相手の心を感じるかどうかという点です。

つまり、音楽を含めたコミュニケーションは、これがあるかないかで、大きく変わってくるということを示しているわけです。

AI は反応はしますが、それは共感ではない、ということです 。AI には(現在のところ)心がないので、共感できないのは仕方ありません。

しかし、竹内さんは 50年ほど前に開発されたプログラムの例を出して 、極めて稚拙なレベルであるにも関わらず 、単純な受け答えをしてくれるこのプログラムに対して本物の心理セラピストと話しているような錯覚に陥ったことを 思い出したと言います 。

このことから、 話し手にとっての共感のポイントが相手にあるのではなく、自分にある、と指摘しています 。

ということは、 AI には心は必要がないのではないかということ。

であるならば、 同様にセラピストやカウンセラーにも心が必要ないということになる?

これはとても興味深い考察です。

この話を考えるときに飯森さんが 触れた「チャイコフスキーの交響曲第6番を指揮すると一週間ぐらい精神的なダメージの抜けない 」というエピソードが参考になります。

カウンセリングでは、いわゆる“ミイラ取りがミイラになる”という危険性について、よく話題になることがあります。

「傾聴する」「共感する」は、人間として相手の話を聞く態度 でとても重要だと言われてきました。

しかし話し手の立場からすれば、相手が聞いているか共感しているかはあまり重要ではない、ということになるわけです 。

この視点は、音楽の発信の仕方だけではなく音楽の聴き方にも、かなり大きな変革をもたらすのではないでしょうか。

現時点では、音楽療法にチャイコフスキーの「悲愴」はNGだということだけ覚えておいて、引き続き考えていきたいと思います。

 

 

#リンジー・スターリング が彩る今年のクリスマスは盛り上がりそうです

 

“踊るヴァイオリニスト”と
注目を浴びるのが、
リンジー・スターリング。

4枚目となる『Warmer in the Winter』
はタイトルにあるとおりの
シーズンがテーマのアルバムです。

こうした“季節もの”を担当する
ということは、人気がハンパない
ことを示す証拠だったりも
するわけなのですが、

それは逆に、表面的な接し方を
していた浮動票的なリスナーを
納得させなければならないという
大きな責任も背負うことに
なります。

たとえば、ビング・クロスビーや
Wham、マライア・キャリーを
敵にまわす、ということを
意味していたりするわけです。

しかし、それだけの魅力が
「あるな…」

 

 

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ウォーマー・イン・ザ・ウィンター [ リンジー・スターリング ]
価格:2808円(税込、送料無料) (2017/12/12時点)

 

 

#Warmer in the Winter

 

マリンバ奏者・塚越慎子の「リベルタンゴ」に目から鱗がポロッ

 

EX系列「題名のない音楽会」は
録画してチェックしています。

久しぶりにおもしろかったのが
塚越慎子さんの演奏。

マリンバ奏者として
注目されている彼女、
守備範囲が広いようです。

この収録ではピアソラの
「リベルタンゴ」を演奏。

これがいいんですわ〜。

実は「リベルタンゴ」
個人的に少々食傷気味
だったので、あまり期待せずに
見始めたのですが、
冒頭から引き込まれました。

この動画、もしかすると
すぐに配信停止になるかも
しれませんが、一応
貼っておきましょう。

 

 

山下洋輔さんも絶賛とのこと、
なるほどなぁと思いました。

 

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Passion! [ 塚越慎子 ]
価格:3240円(税込、送料無料) (2017/12/11時点)

 

ABUソングフェスティバルを観ていたらルネ・シマールを想い出した件

 

風呂上りにテレビをつけたら、
ABUソングフェスティバル
というのをやっていました。

ABUというのは、Asia-Pacific
Broadcasting Union =
アジア太平洋放送連合という
組織が主催する音楽祭フェスで、
文字通りアジア太平洋地域の
選りすぐりのアーティストが
出演するというもの。

今回は6回目で、日本からは
LiSAさんが出演。

アジアでのアニソン人気が
推し量れますね。

アジア各地のトップの
パフォーマンスも
とても興味深い。

と、昔もこんなフェス、
あったなーと想い出したのは
東京音楽祭。

いや、
本当は世界歌謡祭のほうを
先に想い出したんだけど、
ミシェル・ポルナレフや
上条恒彦と六文銭よりも
ボクの脳裏に
浮かび上がったのは
なぜかルネ・シマール
だったんです(笑)。

 

 

カナダ代表だけど、
ケベックなので
フランス語だったんですねー。

すぐに声変わりしちゃって、
このパフォーマンスは
貴重な記録になりました。

アルファレコードにいた
プロデューサーさんが
当時の裏話をブログに
書いているのを読みましたが、
なかなかおもしろいです。

本命はスリー・ディグリーズ
だったのに、ルネ君が大穴を
当てちゃったとか。

まあ、いろいろあったみたいです。

 

アルファレコードといえば、
ジャズのリリースも積極的
だったので、ずいぶん
お世話になりました。

90年代ぐらいのころ、
まだ駆け出しの
ジャズ・ライターだった
ボクにも声をかけていただき、
ライヴの取材などをさせて
いただいたことを
想い出しました。

ルネ君つながりのお話でした。

 

 

 

小沼ようすけ出演のドキュメンタリー「Music from Guadeloupe」がおもしろかった件

 

塩谷哲さんと小沼ようすけさんのライヴを観に行ったら、MCで小沼さんが「テレビがあるんです」というので、ちゃんと録画しておいて観ました。

 

 

グアダループの話は、インタヴューのときに本人から聞いていたのですが、こうして実際に映像を見ると、ぜんぜん伝わり方が違いますね。当然だけど。

小沼さんがグオッカというリズムに見せられた理由がなんとなくわかったような気がします。

 

ちょうどそんなときに、隙間時間で読んでいるのがこれ。

 

 

ルイ・アームストロングが出てくるミステリー小説なんですが、20世紀初頭のニューオリンズが妙にリアルに描かれていて、とてもハマっちゃっています。長いのでなかなか読了できないんでけど……。

 

ラジオNIKKEI「テイスト・オブ・ジャズ」出演!

 

ラジオNIKKEIの長寿名物番組「テイスト・オブ・ジャズ」に出演しました。

本放送は4月1日の午後10時から。

「あっ!」と思い出したときは、カミさんと遅い夕食をとるために隣駅の焼肉屋へ向かう途中。

でも、お店でradikoにより無事に聴くことができました(笑)。

なお、4月2日にも再放送されるようなので、チェックしてみてください。

 

 

ブランドXが再結成されたそうです

 

久しぶりにパーシー・ジョーンズのフレットレスを聴くと、懐かしさがこみ上げてきますな(笑)。

ドラムはケンウッド・デナード。

そうなるとあの時期(つまり80年代前半)は、ジャコ・パストリアス・トリオとブランドXって、拮抗していたと言うことになるわけですね。

ドラマーがビル・ブラッフォード→フィル・コリンズ(そういえばジェネシスでブラッフォードとコリンズが並んで叩いていたことがありましたね)→ケンウッド・デナードとスライドしていった、リズム的な類似性も興味深い。

 

 

 

 

10/18にラジオ出演します!

 

ユキ・ラインハートさんと行方均さんがパーソナリティを務める「AOR」というラジオ番組に、急遽、出演することになりました。

 

「AOR」の火曜日20時台にオンエアされている「JV Night」という枠です。

 

10月18日火曜日20時からの1時間番組。行方均さんさんのピンチヒッターです。

 

FM岩手、FM秋田、FM長野、FM富山、FM石川、FM福井、岐阜FM、FM岡山、FM山口でフル・バージョン(60分)を聴くことができます。FM香川、徳島FM、FM高知、FM大分、FM宮崎、鹿児島FM、KISS FM神戸では短縮バージョン(45分)になります。

 

 

うちのエリアじゃ、電波がきてないよ〜、という人、安心してください!

ラジコ(radiko)を使えば聴くことができます(たぶん)。

 

 

ということで、しゃべりのお仕事、頑張ってきますね。。。

 

radiko.jp for Android (無料)

radiko.jp for Android (無料)
開発元:radiko Co.,Ltd.
無料
posted with アプリーチ