浜松はきょうもジャズだった(ハママツ・ジャズ・ウィーク漫遊録)11/3編

 

11/3から/4に取材したハママツ・ジャズ・ウィーク周辺について忘備録的に

書き留めておきたいと思います。

 

11/3は、当初は自腹で東海道線を乗り継いで浜松に行こうと思っていたのですが、

YAMAHAさんから11/4の取材許可が下りて、1名分の往復新幹線チケット(自由席)が

送られてきたので、ありがたく使わせていただくことにして(11/3から一週間の

有効期間なので、土曜日から使える)、カミさんと一緒に出かけることにしました。

もちろん、カミさんの分は取材費には含まれませんよ~。

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根岸線から横浜線を乗り継いで、新横浜から新幹線へ。

10時台の新幹線に乗りましたが、自由席はこんな混雑模様。

ただし、熱海で空いたので、そこから浜松までは座ることができました。

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浜松到着。駅前の「いえやすくん」の前で記念撮影です(笑)。

なんじゃ、この植え込みは?って感じですが。

 

まずは腹ごしらえと、チェックしておいた老舗の鰻屋へ出向くと、

すでに店内は満席。予約をお願いすると「30分ほどでご案内できると思いますので

そのころにまたおいでください」と言われたので、周辺をウロウロすることに。

すると、お昼間から開いているこんな店が……。

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引き込まれるように中へ入ると、ランチメニューには目もくれず、「さ、酒っ!」

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ど~ん、とハイボール登場。

つまみも頼まず、乾いた喉を潤します。結局、喫茶店でコーヒを飲むより安く

時間を潰して、うなぎ屋へ戻ります。

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これが浜松到着を祝って訪れた老舗の「あつみ」。

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しばしウナギが焼けるまで待つあいだはこんな感じ。

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熱燗には肝焼きが合いますね~。これは美味~!

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丼登場!

ちょっとウナギが小さいかなぁと思ったけれど、一口頬張ってみると

「う~ん、旨い!」

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メロンのデザートも付いています。

満足・満腹してから、本日のメーンイベントへ向かいます。

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そびえ立っているのがアクトシティ浜松。

本日は、佐藤允彦ジャズ高座を鑑賞。

出演
佐藤允彦(Pf)、古今亭志ん彌(落語)
加藤真一(B)、村上 寛(Dr)、上杉亜希子(Vo)

ライヴのもようは別途どこかに書く予定なので、ここでは割愛します。

 

終わってから、駅のコインロッカーに預けていた荷物を引き取って、

ホテルにチェックイン。

予約していたのはコンフォートホテル浜松。

早割でダブル・エコノミー・プラン3,400×2というお値打価格で宿泊。

ロビーのウェルカム・コーヒーを部屋に持ち帰って飲んでから、

支度をして夜の街へ。

やっぱり浜松に来たら浜松餃子でしょうと、ネットを調べて人気の高い店へ。

アクトシティ浜松のある北口とは反対側の、南口をちょっと歩くと、

昭和の匂いが残る商店街があります。ここの「ひとっちゃん」という店を

めざして行くと、人影があるものの、扉は閉まっていて閉店の模様。

しかたなく、次の候補の店へ。

次にめざしたのは、すぐ近くにある「キッチン黄河」という

「不思議な雰囲気のある店」という評判の店。

たしかに、入りづらい(笑)。

しかし、勇気を振り絞って入店。旅の恥はかき捨てじゃ。

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こんな装飾の店なので、あやしいと思われても不思議ではない(笑)。

しかし、出てきたものを口に運ぶと、「旨い!」

ほかの客とマスターが話しているのを聞いていると、

横浜の中華街で働いていて、こっちに来たのは最近とのこと。

へぇ、そうだったんだ。

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浜松餃子をあてにして訪ねたのだけれど、ぎょうざよりもほかの中華メニューが

すこぶる美味しいです。とくに(写真は撮り忘れたけれど)春巻は絶品。

餃子は本当は6個なんだけど、マスターが「ごめん、焦げちゃった……」と

5つになってしまいました(瀑)。

そのかわりにと言って、揚げシュウマイをサービスしてくれましたけど。

そういうことが許される(人が出入りする)店なのだなぁ、と。

 

と、わかったようなわからないような感じで店を出てから、もうちょっと

飲んでいこうかと、駅の近くの「壱九◯」という居酒屋へ。

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ここでも浜松餃子があったので、頼んでみました。

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ちょっと違うね。

浜松餃子は、具にキャベツがたっぷり入っていて、添え物にもやしを使う

という決まりがあるようなのだけれど、それ以外は店によって千差万別。

それはそれで、いろいろと食べ歩く楽しみがありますね。

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カベを見上げると、こんなものが目に入りました。

日本人なので、頼んでみるか……。

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さすがお茶どころ静岡。というか、いまや居酒屋ならお茶割りなんて

どこでもあるのかもしれないけれど、お茶が美味しく感じるのは

静岡に来ているという気のせいだけではないような。

 

ということで、気分もほろ酔いになっていたので、ホテルに帰り、

途中のコンビニで買ってきた入浴剤を入れて旅の疲れをとってから

就寝。

 

 

 

街角で魂の歌声を[ジャズキュレーション]

 

ハママツ・ジャズ・ウィークのエピソードを書いておきましょう。

 

それは11/4(日)のお昼すぎ。ウナギで腹一杯になっていたボクは

ヤマハジャズフェスティバルのスタート時間が迫っていたので、

会場となっているアクトシティ浜松大ホールへと急いで歩いていました。

 

会場に近づくと、どこからか合唱の声が聞こえてきます。

アクトシティ浜松の周辺でも、ハママツ・ジャズ・ウィークの一環で、

野外にステージをしつらえて、いろいろな人たちが出場しているのです。

 

急いでいたのですが、なんとなくその合唱に心惹かれて、立ち止まると、

こんな風景が広がっていました。

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歌っていたのは「Anointed mass choir(アノインティッド・マス・クワイヤー)」。

ボクは思わず「え?」と思ってしまいました。「あの、アノインティッドかな?」と。

 

やっぱりそうでした。このクワイヤーを最初に観たのは、綾戸智恵(当時は

智絵)の1999年のオーチャード・コンサートだったか、2000年の読売イースト

だったか。いずれにしても、大舞台でバックを務めるという大仕事をして、

一気にクワイヤーという存在の認識度を高めてくれたのが、この合唱隊

だったのではないでしょうか。

 

クワイヤーというのは、ゴスペル音楽の聖歌隊のこと。ちなみに、ゴスペルは

キリスト教プロテスタント系の宗教音楽で、アメリカで生まれました。

ただし、アノインティッド・マス・クワイヤーは宗教として歌うのではなく、

純粋に歌を楽しむための集団として活動をしているとのこと。

(宗教のために歌うというのが「純粋に」の本義なのでしょうが、

日本ではこの点でアメリカとは逆なんじゃないかと思うので、あえて

こういう表記をしてみました。)

 

何度も言うようですが、取材をする予定のヤマハジャズフェスティバルの

開演時間が迫っていたので急いでいたのですが、彼らの歌声は

ボクの足をしっかりと引き止めてしまったのです。

ナマで青空のもとで聴くことのできた「レット・イット・ビー」、良かったなぁ~。

こんなライヴが、フラッと散歩をしている途中で聴けるのは、

とても幸せなことなんじゃないでしょうか。

 

オープンなジャズ・フェスって、企画側は苦労も多いと思いますが、

ぜひ頑張って、道行く人の足を引き止めていただきたい。

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