富澤えいちの執筆担当記事の紹介です。
Web音遊人で15回にわたって連載していた新デュオ論の補遺として、あるエピソードを書きたくなったので、タイトルを変えて掲載してもらいました。
Yahoo!の記事セミナーを受講したら、タイトルに番号を付けるのは閲覧数が下がる原因だと教わったということも影響しています(笑)。
早速、効果があったかもしれません。。。
さて、この“あるレコーディングに立ち会うことのできた体験”とはなにか!
次回をご期待ください(笑)。
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次回をご期待ください(笑)。
富澤えいちの執筆担当記事の紹介です。
地上波のニュースでも取り上げられていた“幻の音源”のニュース。
ボクも聴きましたが、これはすごかったです。
ちゃんと書いて、記事をアップする予定です。
ジャズ史上最も偉大な人物の一人とされるアメリカのサックス奏者、ジョン・コルトレーンが絶頂期の1963年に録音し、その後55年間、世に出ることがなかった幻のレコーディング音源が発見されました。
ジョン・コルトレーンはジャズが大きく変革した1950年代から60年代にかけて活躍したアメリカのサックス奏者で、1967年に40歳で亡くなるまで数多くの名演を残し、トランペット奏者のマイルス・デイビスと並ぶジャズ界の巨人として知られています。今回見つかったのは、コルトレーンの絶頂期にあたる1963年3月にアメリカ・ニュージャージー州のスタジオで録音されたレコーディングのテープです。
テープは4本あり、7曲分が複数のテイクで収録され、このうち2曲はこれまでに知られていないコルトレーン作曲のオリジナル曲となっています。
演奏には「黄金のカルテット」と呼ばれる全盛期のバンドメンバーが参加し、当時のバンドの熱量の高まりを感じさせる激しい演奏が収められています。
1曲目では演奏前の会話もそのまま収録され「じゃあオリジナル曲だ」という呼びかけに、コルトレーンが応じるやり取りを聞くことができます。
レコード会社によりますと、この録音は当時、なぜかレコードとして発売されず、オリジナルのマスターテープも行方がわからなくなっていたため、長い間、記録だけが残る幻の音源とされていましたが、予備のテープがコルトレーンの当時の妻の遺族のもとで発見されたということです。
この音源は今月29日に発売され、録音から55年ぶりにファンの耳に届くことになります。
専門家「失われたパズルのピースはまった」
ジョン・コルトレーンの世界的な研究家として知られる藤岡靖洋さんは「最も脂がのった時期の録音で、文句なしにすばらしい演奏だ」と発見を喜んでいます。そのうえで「コルトレーンは次々に新しい境地を開拓してジャズの可能性を開いたアーティストだ。今作は、その過渡期で、それまでの音楽性と新たな音楽性という2つのコルトレーンが同時に収められている、なかなかない録音で、失われていたパズルのピースがはまったようだ」と話しています。
また、録音が行われた1963年当時のアメリカでは黒人への差別の解消や自由を求める公民権運動が高まっていたことに触れ、コルトレーンも時代に共鳴しながら音楽表現における自由の探求を続けていたと指摘し、「コルトレーンは自分の思いを言葉ではなく音楽の中に秘め、『アングリー・ヤング・テナー=怒れる若いテナー・サックス奏者』とも呼ばれていた。この作品にもコルトレーンが音楽を通して伝えたかったメッセージが込められていると感じる」と話しています。