「jazzLife」2020年9月号 執筆後記

富澤えいちの執筆担当記事の紹介です。

本田珠也×荒武裕一朗インタヴュー

子息である本田珠也さんの手元に戻って来た1974年の父・本田竹曠さん(当時の表記、一般には本田竹広)の大分でのライヴ音源。

それを大の竹広フリークである荒武裕一朗さんが立ち上げたオウル・ウィング・レコードからリリースすることになったという、とてもとても興味深い話を当事者である2人からうかがうことができました。

ちなみにこのアルバム・ジャケットの写真は1971年のもので、チコ本田さんの復帰したあとのライヴのステージだったとか。つまり、1969年に珠也さんを産んだあと、ということです。もちろん、珠也さんは覚えていないということですが、父と母と子どもというつながりを感じさせるエピソードだったと思います。

雑誌では2人に話を聞いて終わりということになるわけですが、せっかく大分のZADOの得丸さんなどを知ったわけですから、こちらへも連絡するなどして、多層的に取材を重ね、埋もれそうな歴史のかけらをちゃんと記録しておくというのもライターの使命のひとつではないかと思います。なかなかその余裕がないのが歯がゆいのですが。。。

こちらがアルバム・レヴューです。

アルバム・レヴュー

テディ金城スーパークインテット『サウス・ウィンド・トゥ・イースト&ノース・ウィンド』

アルバム購入はこちらから
https://www.catfish-records.jp/product/27004


「jazzLife」2020年8月号 執筆後記

富澤えいちの執筆担当記事の紹介です。

jazz Life (ジャズライフ) 2020年 08月号 雑誌 /ジャズライフposted with カエレバ楽天市場で購入Amazonで購入Yahooショッピングで購入

荒武裕一朗インタヴュー

ピアニストの荒武裕一朗さんがOwl Wing Recordという会社を設立。ミュージシャンのサポートなどを業務に取り入れた、新たなシーンを築こうというスタートアップに際しての、その胸中を語ってもらったインタヴュー。

ディスク・レヴュー

山田貴子トリオ『リメンバランス–記憶–』

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「連載17[ジャズ事始め]上海がアジアにおけるジャズのホット・スポットであった歴史的事実とアジア・ジャズの関係性を解いてみる」という記事がヤマハWEB音遊人にアップされています!

富澤えいちの執筆担当記事の紹介です。

連載17[ジャズ事始め]上海がアジアにおけるジャズのホット・スポットであった歴史的事実とアジア・ジャズの関係性を解いてみる

上海は明らかにジャズの発信源のひとつではあったけれど、「アジア発のジャズ」を産むには至らなかった、というのがひとつの結論です。

ただ、それが「ジャズの民族主義的な作風」が台頭する1970年以降になると、違う意味での発信源になってきたのではないか、というのがこの論考のこれからの展開になるはずなのですが、筆の勢いでどうなることやら……(笑)。