さっき観たライヴがお持ち帰りできる時代になったようです

 

歌手の野口五郎さんが特許を取得した技術で、ライヴなどのイベント終了後すぐに試聴を可能にするサービスを提供したというニュースが話題になっていますね。

このサービス、「テイクアウトライブ(Take Out Live)」というそうです。

「テイクアウトライブ」についてはこちらを参照してください。
http://www.takeoutlive.com

 

サイトを見る限り、映像などのコンテンツを配信できるサービスの一種のようです。

利用にはアプリのダウンロードが必要ですが、利用者側には費用が掛からないようになっているようです。

ということは、配信側から料金を取るシステムなのかな。あるいは広告収入が絡むのかもしれませんね。

もちろん、ライヴのお客さん相手であれば、いいお土産になるでしょうし、集客に役立つグッズにもなるでしょう。

一部のジャンルでは、すでにライヴ音源を現場でCD-Rに焼いてお土産にするようなサービスが行なわれていましたが、もっと手軽で手間とコストが提供側に掛からない方法と言えそうです。

ダウンロードした端末を認識して、視聴を制限できる点も活用できそうですね。課金も出来るそうです。

個人的な意見としては、ライヴハウス側が積極的に取り入れて、いわゆる「ライヴの通販」的なビジネスに発展させるとおもしろいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

動向を見守りたいと思います。

ジャズ関連で利用された方がいましたら、ぜひ取材させてください。ご連絡お待ちしてます。

 

ウチから京急に乗るために屏風浦駅へ行く途中の森浅間神社が意外にスゴかった件

 

ウチから金沢八景へ行こうとして、最寄りの京急屏風浦駅へ行こうとした日のこと。

 

駅までの道があまりおもしろくないので、いつも通らない小道を通ってみようと、「浅間神社参道」という看板のあるほうへ折れてみました。

 

磯子台の南の縁あたりに位置する森浅間神社は、あるのは知っていたのですが、小高い丘の上にあるようで、どこから上っていくのかもよくわからず、引っ越してから8年、まだ訪ねたことがありませんでした。

 

そこで、ついでだから、金沢八景へ行く前に寄り道してみることに。

 

くねくねとした小道を上ること20分。

 

ようやく姿を現わした鳥居。

しかし、まだまだ境内はこの先なのです。

 

ようやくたどり着いたのがここ。

意外にも立派な神殿が!

 

杉田方面を臨む参道は急な坂道ながら眺めはよかったです。

ただ、途中で上大岡と磯子を結ぶ高速道路に分断されているので、下の一般道からだと参道がよくわからないという状態になってしまっていたのでした。

 

さて、寄り道のあとは、金沢八景へ。

ここに行ったのでした。

 

 

そのあとはこちらへ。

 

 

【我田引水】「jazzLife」2018年2月号 執筆後記

 

富澤えいちの執筆担当記事の紹介です。

 

 

 

 


 

マイ・ベスト・アルバム2017年

恒例のマイ・ベスト・アルバムの2017年版です。

タイトルは期せずして五七五になりました(笑)。

そろそろドラムが新しいジャズを仕掛けて欲しいなぁという願いを込めて選んだ、という面もあります。

 

1.ブライアン・ブレイド&ザ・フェロウシップ・バンド『ボディ・アンド・シャドウ』

 

 

2.ユリシス・オウエンス・ジュニア『フォーリング・フォワード』

 

 

3.TOKU『シェイク』

 

 

4.西藤ヒロノブ『スウィート・ドリームス』

 

 

5.KANKAWA『LIVE AT SYMPHONY HALL』

 

 

6.伊藤志宏 トリオ・シンクレア『毒ある寓話』

 

 

7.大野綾子『ファースト・ムーヴメント』

 

 

8.ティー『インターステラー』

 

 

9.牧野竜太郎『THE DOOR』

 

 

10.ジャコ・パストリアス『ライヴ・イン・ニューヨーク コンプリート1982 NPRジャズ・アライヴ!レコーディング』

 

 


 

ディスク・レヴュー

川口千里 feat. フィリップ・セス、アルマンド・サバルレッコ『川口千里トライアングル・ライヴ〜イン・ヨコハマ2017』

 

 

森智大『アップダウン・バウンド』

 

 

NAO with 大石学『アイ・リメンバー・スカイ』

 

 


 

 

 

 

ジャズとクラシックは脳の指に対する指令の違いという明確な科学的論証が出てきたようです

 

「同じ「ピアニスト」でもジャズとクラシックでは脳の使い方が違うことが判明」という記事に目を惹かれました。

 

 

ドイツのライプツィヒにある研究所による研究の紹介をしている記事です。

サンプルが「2年以上の経験を持つプロのジャズ・ピアニスト」というところがちょっと気になりますが(笑)。

 

テストは、ピアノの譜面台に置かれた端末の画面に映し出される鍵盤と手の動きに合わせて演奏をする、というもののようです。

この結果、ジャズを志す人とクラシックを志す人では、脳の反応が違ったということです。

おもしろいのは、この解説をしている部分。

クラシックでは主に楽譜を正しく演奏し、その上で個人的な表現を加えることが正しいとされているために、まずは指を正しく動かしてミスのない演奏をすることに主眼が置かれるということを意味しています。
一方、ジャズピアニストは主に「何を演奏するか」を念頭において演奏していることがわかっています。特に自由度が高いジャズという世界では、他のプレーヤーの演奏に自分をあわせることや、時には自分一人の演奏であってもその時の空気などによって演奏内容を変化させる必要があります。ジャズピアニストは脳の力を「演奏の柔軟性」に使っているとのことで、論文の主執筆者であるロバータ・ビアンコ氏は「実際に、ジャズのピアニストでは、ピアノの演奏時に柔軟的に和音を計画している神経の動きが見つかりました」と述べています。

これを要約すると、「ジャズは予期しない状況に直面しても、効果的な反応を優先させ、パフォーマンスを中断させないことに意識を集中させていた」ことになるでしょう。

一方でクラシックは、ミスをしないための最優先事項である運指に神経を集中させ、それが誤った運指であっても追従することをまっとうさせるという特性が発揮されたようです。

 

サンプル数が30例とかぎられているために、とても大雑把な「違い論」であるかとは思いますが、意外に急所を突いているような気がします。

 

2018年1月7日に横浜金沢七福神巡りへ行って参りました

 

三が日はグダグダしていましたが、2018年をグダグダしたままにしないためにも、一発奮起して縁起のよさげな散歩に出掛けることにしました。

 

七福神巡りをしようと思ったのは、こんな記事の載った広告紙がポストに入っていたのを見たから。

あとでカミさんに指摘されたのですが、自分ではあまり意識していなかったものの、どうやら七福神巡りが好きだったみたいです。新宿の七福神巡りもしたし、磯子でもやっていたんですよね。

御朱印を集めている方は“スタンプラリー”という表現が禁句らしいですが(笑)、スタンプラリーですよね、これって。

 

第一番は金沢文庫駅から正法院へ

まず向かったのは京急金沢文庫駅。

ここから山側の正法院をめざします。

10分ちょっと歩いてようやく「あった〜」。

 

けっこうな人出ですね〜。

 

ご本尊とは別に祀られているのが七福神。

福禄寿に手を合わせます。

 

 

第2番は歩いて瀬戸神社へ

正法院をあとにして金沢文庫駅まで戻り、隣の金沢八景駅へ線路なりに歩いて向かいます。

ちょうどお昼時なので、先にご飯を食べようということになりました。

そこで見つけたのがこの店。

 

 

飲めるお店だったのですが、ここは七福神巡りを優先してノンアルコール。

おなかも落ち着いたところで、すぐ近くの瀬戸神社へ。

このあたりは前には来たことがあるのですが、瀬戸神社に入るのは初めてです。

 

こちらも長蛇の列。

しかし、瀬戸神社の本殿には七福神の弁財天はいらっしゃらないのです。

 

道路を挟んだ海側の突き出たところに祀られている(らしい)弁財天の社。でも、七福神巡りなのに柵は閉じられたままでした……。

 

参道に弁財天のモニュメントがあったのがせめてもの救いかな。

本殿への参拝で七福神巡りということにしなさいというのは、ちょっと残念。

 

第三番の龍華寺へ

伊藤博文の別荘なんかがあったという街なのですが、いまはあまりその面影もなく、団地の脇などを通って次なる龍華寺へ向かいます。

 

赤い旗に導かれていくと……。

 

あった!

 

立派なお寺さんですね〜。

 

ここも脇に大黒天が祀られている小屋がしつらえてありました。

 

第四番は伝心寺

龍華寺から伝心寺までは、比較的短距離。

住宅地のなかを、Google マップを頼りに進んでいきました。

 

ありましたありました。

 

毘沙門天が本尊の隣に祀られていました。

 

第五番は宝蔵院

金沢海岸通りに出て、延々と歩いて、丘を登ったところにあるのが宝蔵院。宝は旧字を使うのが正しいようですが、周囲の看板も新字なので、こちらにしておきましょう。

 

海岸を見渡すいいロケーションに立てられているお寺です。

 

ご本尊の隣に寿老人が祀られていました。

 

本堂脇にはモニュメントも。

 

第六番は富岡八幡宮

来た道を戻り、金沢シーサイドラインに乗って次の目的地へ向かいます。

 

新杉田と金沢八景を結ぶ臨海地の足、金沢シーサイドラインはモノレールです。無人駅かつ無人運転なので、駅に人気はありません。

 

海の公園柴口駅から並木北駅まで乗車。

 

並木北駅を下りると、閑静な住宅街が広がっています。

 

こんもりとした丘の上に建っている富岡八幡宮。

創建は建久2年(1191年)源頼朝によるもので、例の事件があった深川の富岡八幡宮よりかなり古いということを書いておきましょう。

この地域を津波から守った故事があることから波よけ神社としても知られているようです。

 

本殿は中が見通せず、どこに恵比寿尊が祀られているのか確認できず。

モニュメントを拝んで次へ向かうことにしました。

実はこの時点で午後4時を過ぎてしまい、スタンプラリーのコーナーを閉められるというアクシデントに遭遇。

まぁ、もっと早く出てきて、さっさと回れよという話かもしれませんが、そういう時間制限的なインフォメーションは一切ないのも不親切だなぁ……。

スタンプラリーは無人のテントでもセルフでできたので、まぁ良しとしましょう。

でも、最後の七番目が不安だ……。

提灯に明かりが灯り始めた参道をあとにします。

 

シメの第七番は長昌寺

富岡八幡宮を下って、最後の布袋尊をめざします。

 

途中、こんな立派な碑が建っている家も。

歴史を感じさせる街ですね。

 

多少焦りながら、ようやく長昌寺にたどり着きました。

 

山門脇にはモニュメントもあります。

 

本堂の前面に鎮座させられていたのが布袋尊。

と、この時点で午後4時半を回り、お寺の方が消灯&扉を閉めるなど仕舞い支度を始めました。

ああ、間に合ってよかった〜。

 

ということで、なんとか七福神巡りをコンプリート!

 

スタンプラリーも無事に終了させることが出来ました。

実はこの日のスタンプラリー企画では、スタンプ7つを押してから八景島シーパラダイスに行くと記念品がもらえたらしいのです。

でも、時間も時間だし、先着1,000人だし、もらう気ぜんぜんないし(笑)。

ということでさっさとひと休みする場所に行くことに。

 

ということで向かったのがこちら。

 

 

2万歩以上の行程で、記事には3時間半ぐらいとか書いてあったけど、とてもそんなんじゃ回れませんでしたよ。

とはいえ、風情のある街を歩いて御利益ももらえた気がして、新年らしい良い散歩になりました。

 

“娯楽”と“アート”の違いに関する橋口亮輔さんの指摘についてのメモ

 

映画監督の橋口亮輔氏へのロングインタビュー(「熱風」2017年1月号掲載)に興味深い発言があったので、共有したいと思います。

このインタビューで橋口氏は、宮台真司氏が橋口氏の監督作品「恋人たち」を評論したなかで、映画を観て「スカッとしたと感じるのは娯楽、観る前と後で自分が変わったと感じるのはアート」という趣旨の記述をしていることを引き合いに出していました。この指摘がとても興味深いですね。

これは「音楽」と言い換えても当てはまるのではないでしょうか。

また、作家性についてこのように表現しています。

(ヒットを出すと言うことは)儲かるか、儲からないか、カネを生むか、生まないかという判断基準のほうが、作品の質よの話より上になるだろうというのを如実に感じます。

そういうなかで長い間成功されている方は、自分のつくりたいもの、志向するものと、お客さんのニーズとが合っている幸福な作家ですよ。

作家性ばかりがとんがってしまうと、ついてこられないですからね。だからとんがって「俺はすごいことをやっている、描いているんだぞ」といくら言ってみたところで、観客がついてこられなければ、それはただの裸の王様になるわけですから。

やっぱりいつも作家が目指すのは、このとんがっているところというかな、いわゆる作家性と、ミドルグラウンドを観客と一緒に探して自分の作家性を貶めなくてもいける地点なんです。

 

エンタテインメントとアートの問題は、ジャズでも避けて通ることが出来ない問題点です。

この指摘は、ボクがこれまでモヤモヤしていた気持ちを、かなりすっきりさせてくれたものと言えます。

 

【info】カート・ローゼンウィンケルの要注目バンド“バンディット 65”来日公演

 

ジャズには、
先人のコンセプションへの
リスペクトを重視するという
トラディショナルなアプローチと、

先人たちがなによりも重んじてきた
サムシング・ニューを優先する
アプローチの

どちらをとるかで、
聞こえ方が180度も
違うことがあります。

もちろん、そのバランスをとりながら
自分のサウンドを追求する人が
ほとんどという状況ではあるのですが、

カート・ローゼンウィンケルという
ギタリストの場合は、どうしても
後者の印象を強く感じる傾向が
あるのではないかと思うのです。

この“バンディット 65”というバンドも
かなりアヤシげな雰囲気です(笑)。

アンビエント系のギターとドラム
というトリオというだけで、
また彼が空間を捻ろうとしている
と思ってしまうのはボクだけでは
ないはず・・・

 

KURT ROSENWINKEL “BANDIT 65”
featuring TIM MOTZER & GINTAS JANUSONIS
カート・ローゼンウィンケル “バンディット 65”・
フィーチャリング・ティム・モッツァー & ジンタス・ジャヌソニス

2018. 1.11.thu – 1.13.sat
■1.11.thu & 1.12.fri
[1st.show] open 5:00pm / start 6:30pm
[2nd.show] open 8:00pm / start 9:00pm

■1.13.sat
[1st.show] open 4:00pm / start 5:00pm
[2nd.show] open 6:30pm / start 8:00pm

MEMBER
Kurt Rosenwinkel (g,electronics)
Tim Motzer (g, guitar synth, electronics)
Gintas Janusonis (ds,per,circuit bent toys)

COTTON CLUB コットンクラブ
〒100-6402 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA 2F
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/access/