富澤えいちが執筆した記事をアップしました。
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オンチだと有名幼稚園のお受験は難しいというような話を聞いたことがあるのですが、実際はどうなのでしょうか?
真偽はともあれ、小さいころから音楽の習い事に通わせるご家庭も多いことは事実です。プチブル的な見栄なのか、それとも情操教育に役立つと考えているのかもまた、定かではありませんが、音楽が人生を豊かにしてくれることだけは真実だと言っておきたい気がします。
さて、そんなあやふやな子どもと音楽の関係にケリをつけてくれた研究があるようです。
ワシントン・ポストが引用しているカナダ・トロントの健康医学関係の研究機関による調査では、早口の理解力が音楽経験の有無によって20%も違いが生じていたとのこと。もちろん、楽器を演奏した経験のある人のほうが理解力が高い、という結果になっています。
しかし、実際にプロの人がこの調査結果に当てはまるかは疑問が残ります。
というのも、PAなどの影響で耳を痛めている人も多いのではないかと思うからです。
せっかく理解する脳の能力は高められているのに、入り口の鼓膜とか聴覚神経が疲れているということが考えられるわけです。
とはいえ、聴こえていなくても「アイコンタクトでわかりあえるさ」と言うミュージシャンも多いかもしれません。
とくにジャズ・ミュージシャンはそうだったりするなじゃないでしょうかね。
他人の話なんか聞く耳持たないというようなジャズ・ミュージシャンに限って人一倍相手がなにを言おうとしているのかを気にしているーーのかもしれませんよね(笑)。思い当たる節、けっこうあるんですが。。。
ライヴ・ミドンの原稿を書いていて、いろいろと調べていたら、彼がレニー・ブローの影響を受けているというインタビュー記事があったので、レニー・ブローを探して聴いた。
レニー・ブロー(レニー・ブリューという表記もあったけど、動画のアナウンスではレニー・ブローが近いようだ)は1960年代から80年代前半にかけて絶大な人気を誇っていたギタリスト。冠番組を持っていたぐらいだから、その人気のほどは知れるだろう。
43歳という若さで殺されてしまった悲劇のアーティストなのだけれど、ほとんど日本では評価されていないのではないだろうか。
20代はジャズ・ギターの範疇でポピュラー音楽よりの演奏に勤しんでいたようだけれど、その真骨頂は晩年(といっても若かったんだけど)のアコースティックギターをメインにしてから発揮される。
そのセンシティヴな奏法によるサウンドはアコースティックでこそ活かされたと言えるだろう。
動画ではワークショップのようすも残っているが、これがまたすばらしい。
ラウル・ミドンもレニー・ブローから教えを受けたというような発言をしているのだけれど、おそらくこうしたアメリカ国内を回って行なわれていたワークショップに参加したのではないだろうか。
こういう「点と点がつながる」ような発見があると、がぜん原稿を打ち込むタイピングのスピードも速くなるってもんだ(ほんとか?)
また発見できるようにがんばろっと。。。