「jazzLife」2020年9月号 執筆後記

富澤えいちの執筆担当記事の紹介です。

本田珠也×荒武裕一朗インタヴュー

子息である本田珠也さんの手元に戻って来た1974年の父・本田竹曠さん(当時の表記、一般には本田竹広)の大分でのライヴ音源。

それを大の竹広フリークである荒武裕一朗さんが立ち上げたオウル・ウィング・レコードからリリースすることになったという、とてもとても興味深い話を当事者である2人からうかがうことができました。

ちなみにこのアルバム・ジャケットの写真は1971年のもので、チコ本田さんの復帰したあとのライヴのステージだったとか。つまり、1969年に珠也さんを産んだあと、ということです。もちろん、珠也さんは覚えていないということですが、父と母と子どもというつながりを感じさせるエピソードだったと思います。

雑誌では2人に話を聞いて終わりということになるわけですが、せっかく大分のZADOの得丸さんなどを知ったわけですから、こちらへも連絡するなどして、多層的に取材を重ね、埋もれそうな歴史のかけらをちゃんと記録しておくというのもライターの使命のひとつではないかと思います。なかなかその余裕がないのが歯がゆいのですが。。。

こちらがアルバム・レヴューです。

アルバム・レヴュー

テディ金城スーパークインテット『サウス・ウィンド・トゥ・イースト&ノース・ウィンド』

アルバム購入はこちらから
https://www.catfish-records.jp/product/27004