5年に1度開催される「ショパン国際ピアノコンクール」で優勝したカナダ人ピアニストのブルース・リウさんのインタヴュー記事。
前後編に分かれていて、読み応えがありました。
前半はショパコンの裏話やショパンの解釈などを忌憚なく話してくれています。
注目したのは後半。
師匠のダン・タイ・ソンさんからポップスはあまり聴かないほうがいいと言われているそうですが(それを彼も肯定している)、そのいっ法で「キース・ジャレットやオスカー・ピーターソンのようなジャズのミュージシャンたちは好きでよく聴いています」とも答えているのです。
このあたりを(ボクなら)もうちょっと掘り下げて聞きたかったところですが(30分ぐらいオーバーしても)。
きっと「ジャズに歩み寄りたい」というよりも、「ジャズを演奏している人がなにを見ているのか」を知りたいという欲求からなのかな、と。
そういう興味に対して“なにか”を与えてくれる人が、キース・ジャレットやオスカー・ピーターソンだったのかと想像すると、それをネタに原稿が書けそうな気がします。
なんだか落語の「しわい屋(始末の極意)」みたいなオチになっちゃってスミマセン(..)_