アーティストのファンダム醸成に効果⁉Symphonic DistributionとBonsaiパートナーシップ締結[ニュース拾い読み]

これからの音楽産業で重要な位置を占めると考えられるファンダム醸成にとって、強力なツール連携になるのではないかというニュース。

Symphonic Distributionは、「インディペンデントなアーティストやレーベルにディストリビューションやマーケティングサービスを提供している」企業。

このSymphonic Distributionを利用して配信をしているアーティストに対して、Bonsaiというツールが使えるようにしたということです。

Bonsaiは、オーディオファイル形式の「オーディオグラム」を送れるサービスで、これによりファンはSymphonic Distributionを利用するアーティストに対して質問をすることができ(要課金)、その回答をアーティストが「オーディオグラム」で返すというもの。この「オーディオグラム」は唯一無二のもので、デジタルコレクティブとして集めたり、シェアができるわけです。

音声のNFTという感じでしょうか。

ディストリビューターがこうした取り組みを始めたことに注目が集まっているようです。確かに、マネジメント事務所やレーベルではないところからこうした試みがスタートするのは珍しいかも。

それほど流通の構造変化が劇的であり、危機感をもっている証拠でもあるのかな。

逆に、ファンダム醸成に対してレーベルやマネジメント事務所のスピード感が鈍いということでもあるかも。