「手術後にジャズを聴くと患者の心拍数が下がり不安が緩和される」という記事。
こういう人体実験をするのがいいのかどうなのかはさておき。
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手術後にジャズを聴くと患者の心拍数が下がり不安が緩和される – IRORIO(イロリオ)
米ペンシルベニア州〈Penn State Milton S. Hershey Medical Center〉のFlower Austin医師のチームは、術後の患者に対する音楽の効果を見極めるための研究を行い、その経過を先日米ニューオーリンズで開催された「2014年米国麻酔科学会議」で発表した。 …
研究チームは選択的子宮摘出術を受けた18歳から75歳の患者56人に対し、半数には意識回復時にジャズを聴かせ(ジャズグループ)、半数にはノイズキャンセラー付きヘッドフォンを装着してもらい(ヘッドフォングループ)、血圧、心拍数、痛みや不安のレベルを5~10分ごとに30分間チェックした。
まあ、ジャズといってもいろいろあらぁな、と(笑)。
ジャズグループに聴かせたのは、BPM100以下のゆったりしたテンポの曲だそうだ。
そうなのか……。これではジャズとはいえども、実験対象の範囲が狭すぎるんじゃなかろか?
ジャズが効果的なのではなくて、BPM100以下の音楽が効果があると言ったほうがいいのでは???
まあ、現代ではそういう曲はジャズにのみ残されているからという言い訳も通用しそうだからこわいんだけど。
そう言われれば、ロック・シーンからもスロー・バラードが消えて久しいかもしれないし、ジャズ・スタンダードでスローな曲を表現するしかない時代になっていたのかもしれない、という意外な事実を教えられたような気がするのだが。