お正月休みになったらやろうと思っていた、12月中旬の新潟旅行のまとめ
ようやく着手~888888888888……
新潟を訪れるのは、今年2度目。前回は春まだ浅きころ、
同じく新潟のワイナリー「フェルミエ」にぶどうの苗を植えに行きました。
そのときの模様はこちら⇒苗木オーナーになったワイナリーの苗植えに行ってきました
春は「夜行バスに乗ってみよう!」と、例の事故前だったので初体験に
テンション上っての旅行でしたが、帰宅するとさすがのぐったり(笑)。
なので、今回は奮発して、往復とも新幹線にしました。
ただし、奮発といっても、ネットの「前割」を使ったので、かなり
安くて済みました。この件はまた改めて書きましょう。
MAXときは順調に新潟へ。
途中の車窓からは雪山が見えました。本当に「トンネルを抜けるとそこは……」
なんですね~。たぶん、八海山方面かと思います。
こちらは新潟駅南口。けっこうガランとしてます。
到着した新潟は、現地情報によると「けっこう暖かい」とのこと。でも、
横浜に比べると5度くらい低いんじゃないでしょうかね。
さっそくお昼を食べるために、あらかじめ目星をつけておいたお店へ。
佳肴(かこう) あさひ山
入り口はこんな感じで、個室が並んでいます。
ボクとカミさんも、個室に通されました。
「あさひ山」という名前を聞いて、日本酒好きの人ならピンときたかも。
そう、新潟でアサヒヤマと言えば、朝日酒造。
じゃじゃ~ん、久保田の醸造元ですね。
ということで、体を温めるために、まずはお燗をいただきましょう。
駅前のオフィス・タワーの1階にあるお店なのですが、調度品などもなかなか凝っています。
でも、メニューはお値打ち。お昼は1,000円くらいで蕎麦と小丼のセットなんて
メニューがあります。
このお店、実は前回の新潟旅行の際、地元の方に「いいよ!」って教えてもらった
ところだったんです。前回の帰り際に寄ろうかと思っていたのですが、立ち寄れずに
帰ってしまったので、今回は「まず寄ってみよう!」と思っていたというわけなんですね~。
これが小千谷名物「へぎそば」とブリの小丼のセット。1,050円でした。
ブリが見事ですね。美味しかった~。
こちらは酒のアテにと頼んだ刺身盛り合わせ。タコとタチウオ刺身&タチウオ昆布締め。
いやぁ~、酒が進むなぁ。あくまでも、体を温めるためですからね~(笑)。
こんな郷土料理の小鉢盛り合わせも頼んでしまいました。
いやぁ~、体が温まるなぁ~。あくまでも温まるのが目的です(笑)。
食後は、目的の1つだった新潟ジャズ散策。
老舗のジャズ喫茶「スワン」をめざして萬代橋を渡っていったのですが、
意外と「古町」と呼ばれる繁華街は駅から遠かった……。
萬代橋まで、駅前から15分は歩いたかな? ここからさらに古町へは数ブロック
歩かなければなりません。
こんなモニュメントも発見。
ようやくスワンに到着。路地を入った住宅街の一角にあって、ちょっとわかりづらいかも。
あまり時間がなくてゆっくりできなかったのですが、とりあえずコーヒーを注文。
店内はとても居心地の良い空間でした。ジャズ喫茶でジャズを聴くなんて、
とても久しぶりなんですよ~。JBLのスピーカーから「ゴリッ」と出てくるピアノの音
いいですねぇ~、自分のなかに眠っていた「なにか」が起きだしそうな気がします。
駅前で送迎バスの待ち合わせがあったので、急いでタクシーに乗って駅へ。
土曜日の新潟駅周辺はけっこう混んでいて、時間に遅れそうになって焦りました。
駅からバスに揺られて小1時間。到着したのが春にも訪れた「フェルミエ」という
ワイナリーに併設されたレストラン。
本日は料理とワインのマリアージュを楽しむ食事会です。
本当は新潟のジビエ=鴨を楽しむという予定だったのですが、先週末に降った
ドカ雪のために、鴨がどこかへ行ってしまったとのこと。
急遽、北海道からラムを取り寄せて、メニューを変更したということでしたが、
ラムも楽しみだなぁ。
まずは、新作の「しゅわしゅわ」という発泡したワインで乾杯。
前菜は、近くの「山本ファーム」でとれた新潟の野菜たちが並びます。
朝採り野菜だそうです。左端の人参葉はそば粉で揚げてありますが、これまた
珍味!
次は「ブーダンノワールのテリーヌ仕立て」。
ブーダンノワールとは、豚の血。沖縄の豚からとった新鮮な血が入手
できたとのことで、並ぶことになりました。いやぁ、これが鮮烈な美味しさ。
メルローとの相性も抜群です。
寒ブリのマリネ シトロンヴィネガー風味
ブリにはカブとダイコンを薄切りにしたものが添えられています。
柑橘の酢による締め具合が絶妙で、シャルドネとケルナーの
どちらに合わせようかと、ゼイタクな悩みが……。
ブイヤベース新潟風。もちろん、フェルミエ風です。
新潟ガレイと呼ばれているモクガレイ、いわゆるカスベのエンガワと、
五百万という酒米を使ったリゾットが敷いてあって、ワタリガニを
新潟のニンニクで味付けしたソースがかかっています。
上にちらりと見えるのが鱈の白子。
北海道ゴーシュ羊牧場から取り寄せた子羊の煮込み。
まったく癖はないのですが、カベルネ・フランと合わせると、
若い肉とは思えない力強さを発揮してくれるようになって、
ついつい口に運ぶ速度が早くなってしまいます(笑)。
デザートは、小布施のリンゴを使ったタルトとショコラ。
いやぁ、至福の一時は、瞬く間に過ぎてしまいました。
2時間ほどのディナーは和やかな雰囲気のなかで進められ、
再び小1時間ほどバスに揺られて新潟駅へ。
帰りの新幹線にも無事乗ることができて、横浜まで日付が変わる前に
たどり着くことができました。