映画「セッション!」にはオチがなくて笑えないと教えてくれた菊地成孔さんに感謝しよう

 

観ておいたほうがいいかなと、職業倫理的に気になっていたのが「セッション!」という映画。

 

3022131057_c00438ece9_m Girl at the Drums by jblaha

 

 

アカデミー賞3部門を受賞しているしなぁ、と。

 

映画「セッション」公式サイト

 

後出しジャンケンのようだから心苦しいんだけど、予告編を見て、ちょっと躊躇していた。

 

おいおい、そういうしごき練習をするという映画なのかよ〜、と。

 

要するにスパルタだ。

 

まあ、スパルタ的、「巨人の星」みたいな演出は、根性ものや成長ものには欠かせないからね。

 

映画「スウィングガールズ」だって、ペットボトルをへこまして肺活量を鍛えたりしていたしね。

 

ああいう細かいギャグが、けっこうラストの演奏シーンの感動につながっていたのは確かだと思う。

 

だから「セッション!」も、観てから批評すればいいんだろうと。

 

と、そんな出鼻をきれいにくじいてくれたのが、菊地成孔さんの痛烈な「セッション!」評だった。

 

「セッション!(正規完成稿)〜<パンチドランク・ラヴ(レス)>に打ちのめされる、「危険ドラッグ」を貪る人々〜」|naruyoshi kikuchi INTERNET TROISIEM

 

菊地成孔さんらしい、ヨレているのにキレがある分析で、見事に予告編を見たときのモヤモヤが吹っ飛んでしまった。

 

裏話はちょっと書きすぎですね(笑)。

 

せっかくのワインが飲めるチャンス、減っちゃうじゃないですか。。。

 

大ブームと言われるアナログ・レコードの市場規模は果たして本当にすごいのか?

 

 

このところ、アナログ・レコードの販売が好調だというニュースをよく耳にします。

 

2929728244_e73afc68ce_m Mickey Mouse Record Player by atomicShed

 

 

PRESIDENT Onlineでも「2億1800万ドル -なぜ今? アナログレコード大ブームの理由という記事になっていましたね。

 

この記事によると、2006年には世界で3400万ドルだったアナログ・レコードの売り上げが、2013年には2億1800万ドルにまでになっているとか。

 

日本円に換算するとおよそ300億円といったところでしょうか。

 

300億円のマーケットというと、ちょっと前のBlu-rayと同じぐらい。電子コミックには追い抜かれ、アイドル市場の半分という感じです。

10年ぐらい前の好調期の分冊百科の市場が300億円ぐらいというのは興味深いですね。電子ではなく、紙の辞書よりも全世界のアナログ・レコードのほうが売り上げがあるというのは、たしかに注目に値するかもしれませんが。

 

300億円のマーケットというのは、大手企業で専門に取り扱う部門を設置できる規模で、ベンチャーも2〜3社が加わることができるようです。

 

ということは、こぞって参入は難しいけれど、やり方次第では伸びしろがまだ残されているということが考えられそうです。

 

日本でも売り上げが2倍に伸びるなど、アナログ・レコードへの注目度は高まっています。

 

インディーズ・レベルでジャケットを含めた芸術性の高いアルバムを作れば、CDとの差別化だけでなく、コレクターズ・アイテムにもなるでしょうね。

 

個人的にはWi-Fi対応かBluetoothの機能が備わったプレイヤーが欲しいんですが。。。