「〈小曽根真スペシャル・コンサート〉ホールの記念日を自らのスタートと重ね合わせたピアニスティックな夜」という記事が「ピアノの本」(270/2020年5-6月)に掲載されています

富澤えいちの執筆担当記事の紹介です。

ピアノの販売店に置かれているフリー・マガジン「ピアノの本」で、2月26日に銀座・ヤマハホールで開催された「小曽根真ソロピアノ・コンサート」のReportが掲載されています。

この日は新型コロナウイルス感染症の影響で開催が危ぶまれていましたが、なんとか実現。

いまとなっては緊急事態宣言発出以前のほとんど最後のライヴ取材となってしまいました。

別の意味で緊張感の漂う会場だったのですが、小曽根さんのステージングが上手なので、あっという間に引き込まれてしまいましたね。

コロナ禍のなかで、ライヴ配信が注目されていますが、ピアノの違いとか、ホールの音響というニュアンスは5Gでも伝えるのは難しいのではないでしょうか。

そうなると、ポスト・コロナのライヴ活動では、2.5D的なパフォーマンスか、音質を重視したプレミアムな配信環境が必要になるのかもしれません。

あるいは、個室ビデオ喫茶のような、仕切りのある衛生的な配慮の行き届いたホールやライヴ会場へとインフラを大転換させなければならない世界が訪れるのかもしれません。

簡易的には、VRセットとすっぽり被るタイプの(イメージ的には虚無僧の深編笠みたいな)防護カプセルを装着して鑑賞するようになるのでは、というのが現実味を帯びてきたような気がします。

こんな感じかな(笑)