“俵山昌之の遺産”をJジャズの遺産として分割共有するために

ベーシストの俵山昌之さんが2020年6月に亡くなって、追悼という言葉では言い表わせないフォローがJジャズのシーンで続けられています。

声かけ役として前面に立っているのは、五十嵐一生さん。

こうした活動を立ち上げたいというお話を聞いてから、さて私になにができるのかと考えているうちに、時は過ぎてしまいました。

せめて、こうした活動を続けておられることを、知っていただけるようにと駄文をアップしております。

動画がシッカリと作り込んであって、見ごたえあります。

ショパコン2021年開催で優勝したブルース・リウのインタヴュー記事がクールです

5年に1度開催される「ショパン国際ピアノコンクール」で優勝したカナダ人ピアニストのブルース・リウさんのインタヴュー記事。

前後編に分かれていて、読み応えがありました。

前半はショパコンの裏話やショパンの解釈などを忌憚なく話してくれています。

注目したのは後半。

師匠のダン・タイ・ソンさんからポップスはあまり聴かないほうがいいと言われているそうですが(それを彼も肯定している)、そのいっ法で「キース・ジャレットやオスカー・ピーターソンのようなジャズのミュージシャンたちは好きでよく聴いています」とも答えているのです。

このあたりを(ボクなら)もうちょっと掘り下げて聞きたかったところですが(30分ぐらいオーバーしても)。

きっと「ジャズに歩み寄りたい」というよりも、「ジャズを演奏している人がなにを見ているのか」を知りたいという欲求からなのかな、と。

そういう興味に対して“なにか”を与えてくれる人が、キース・ジャレットやオスカー・ピーターソンだったのかと想像すると、それをネタに原稿が書けそうな気がします。

なんだか落語の「しわい屋(始末の極意)」みたいなオチになっちゃってスミマセン(..)_