fitbitは自分がどう動いているのかということを可視化してくれる健康管理の良き相棒だ

fitbitのアプリがヴァージョン・アップして、自分の行動がより詳しく見える化されるようになった。

fitbitとの付き合いは、すでに1カ月以上になった。最初の記録を見てみると3/16になっている。

到着したときはこんな感じ。

内容物は、fitbit one本体と、クリップ付きのカバー、USB接続の電源コネクタ、PC用の接続キット、装着用のリストバンド。

fitbit oneサイト

今回のヴァージョン・アップでいいなと思ったのは、「睡眠」の表示方法変更。

この日は「落ち着かない状態」がかなり多い感じだ。

しかし、実は寝ているときにどこにfitbit oneを装着しているかによって、この「落ち着かない状態」の回数がだいぶ違うようなのだ。

たぶんこの夜は、手首にリストバンドを装着して寝たと記憶している。この翌日は袖に、その次は胸ポケットあたりにと、場所を変えてみると、だいぶ回数が減った。

fitbit oneは行動を記憶して、誤差を少なくするようだが、どの部位に装着されて、どのような動きが寝ていたときで起きていたときかを正確に判断するのは難しいだろう。

寝返りや腕をあげたり回したりという動作は、眠りが浅いときに行なうので、それを記録するということなのだろうが、それがあまりに少ないというのも気になるし。

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このアプリ、ヴァージョン・アップでちょっとトラブルがあったんだけど、でもこのように使いやすくなっているんなら、まあ我慢しよう。

しかし、まだ不満はある。

カロリーの計算に必要な食事のメニューが日本語化されてないのだ。日本語で表示されないという問題だけでなく、日本の食事に適合してないという問題が大きい。

消費カロリーが測定できるだけに、メニューから簡単に摂取カロリーが記録できるアプリになれば最強なのにと、残念。

いまのところ、1回の充電で1週間以上もつからタフなアイテムだと思う。ちなみに充電時間はお風呂に入っているあいだぐらいで大丈夫なので、これも優れていると言える。

そうそう、ウォータープルーフ仕様ではないようなので、お風呂には連れていけないようだ。お風呂の消費カロリーは自分で打ち込まないとダメなのかな? いま気づいたけど(笑)

これまた、日本の風呂とアメリカのシャワーではだいぶカロリー消費量が違いそうだから、早期にカスタマイズしてほしいところだ。

引き続き、ウォッチしてみたい。

「著作権という概念に囚われずに、著作で利益を得る」という佐藤秀峰氏の挑戦の経過報告

漫画「ブラックジャックによろしく」をネットで商用・非商用に関わらず無料でダウンロードできるようにした漫画家の佐藤秀峰氏が、その経過について書いた記事がありました。

「ブラよろ」二次利用フリー化から半年でいくら儲かったか?

実はボクもダウンロードして楽しませてもらったのですが、もちろんそれによって料金は発生せず、著者には1円も入っていません。一部のダウンロード・サイトでは広告を貼ったものも見かけられましたので、あるいは若干の収益が発生したのかもしれませんが、いずれにしても本人曰く「僕が報酬をいただくことはありません」ということです。

ところが、この波及効果によって、著者はかなりの収益をあげていました。

先月末までの半年間の電子書籍関連の著作ロイヤリティを合計した所、¥37,045,934円ありました。

実に月額650万円、単行本印税に換算すると80万部のヒットに匹敵するというのです。

後半では、集英社、小学館、講談社のビッグ・スリーの漫画単行本売上を示しながら、すでに限界点以下に思える日本の漫画界の実情をあぶり出し、著者による著者のための著作物の作り方に関する持論を展開しています。

とても興味深い。

日本のフリーミアムのシーンはなかなかそのカラクリを構築するまでに至らず、バーターないしはスポンサード、もしくはボランティアのような曖昧な形で進んでいるという印象が強かったのですが、実践者が数字を示しながら語るようすを目の当たりにすると、旧弊に囚われている場合ではないぞという気がまたぞろ首をもたげてきます。

将来少し見えてから 各地に広がる30歳の「成人式」[news memo]

20歳の成人式が各地で荒れるというニュースは、毎年の風物詩のように伝えられる。

自分を振り返って見ても、20歳やそこらじゃ、オトナのオの字もわかりゃしない。だったら、30歳になって「成人式」をやればいいんじゃないかという発想。おもしろいな。

 【山下知子】仕事を一通り覚え、将来の道筋が何となく見え始める30歳。この時こそが真の大人の始まりだと捉えて、「成人式」を自主的に開く動きが広がっている。人と人とのつながりを広げ、街を盛り上げたい。主催者にはそんな思いがある。

30歳の成人式「三益式(みますしき)」が1月、熊本市で開かれ、約800人が集まった。活躍する30代を紹介したり、お世話になった人へ感謝の気持ちを伝える映像を流したり。懇親会では初対面同士が語り合った。

熊本市中心部で飲食店を営む松永哲典(あきのり)さん(30)ら、1982年生まれが中心となって始めた。「同級生から刺激を受け、節目の年に決意を新たにする場にもなった」という。政令指定市にはなったが、年々人通りが減っていると感じる。人を集めてつながりをつくり、地域の活性化につなげられないか。フェイスブックに専用ページを設けて参加者を募った。
(将来少し見えてから 各地に広がる30歳の「成人式」|朝日新聞 http://www.asahi.com/national/update/0316/SEB201303160002.html

ボクが30歳のときは、すでに父親が亡くなっていたので、実家と自分の進路をどうするかを決める瀬戸際だった。

とにかく家計をなんとかするために、家業を継ぐか、別の仕事で(出稼ぎのように)稼ぐかーー。結局は、ジリ貧だった商売を再生させる自信がなく、多少の伝手があったライティングおよび編集の仕事でその場をしのごうとした。要するに、逃げただけだったのだが。

ただ、10年前の20歳だったら、そんな現状認識すらもできなかっただろう。

もっといえば、ボクが「ジャズに絞って、書くことで生きていこう」と決心したのは、40歳を前にしたころのことだった。

自分の性格と武器を判断できるようになるのは、30歳でも早すぎるかもしれない。

でも、30歳くらいから、ある程度の選択肢を絞る作業は必要だ。というのは、40歳になると、絞る以前に自ずと選択肢が少なくなってしまうからだ。

ということは30歳の成人式、けっこう役に立つかもしれない。

そういえば、インタビューのときに山下洋輔さんが「30歳を過ぎたらジャズなんかできないよって先輩に言われてたんだけど、70歳になっちゃったな(笑)。でも、コルトレーンが自分のクァルテットを結成したのは34歳のとき」と言っていたのを思い出した。そして、「能の世界では90歳でもまだまだ現役。だから、80歳でも威張れなくて、70歳なんて小僧扱いなんだそうですよ」と笑っていた。