パラパラ漫画のようにして10年の音楽産業の売上シェア変化を示した記事。
「10秒で振り返る」というタイトルどおり、GIFアニメーションで音楽市場の売上がCDというフィジカルな形態からストリーミングなどの新サービスへ移行していることが如実に現れている。
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10秒で振り返る、音楽ストリーミングサービスが主流となっているスウェーデンの音楽ビジネス過去10年の推移 | All Digital Music
Digital Music Newsはスウェーデンの音楽市場を過去10年間さかのぼり、音楽売上のシェアがどのように変化してきたかを表すGIFを公開しています。これを見ると、何時の時代にどのメディアがどのくらいのシェアがあることが一目で見ることができ、またどのメディアの増減が市場全体の収益に影響を与えたかも見ることができます。 データは全てスウェーデン音楽協会(GLF)が発表したデータを元にしていま …
ダウンロード販売ではなく、ストリーミング・サービスの売り上げがぐんと伸びていることに驚いてしまう。
これはどうやら、スポティファイ効果と呼ばれている「違法ダウンロード行為が減ったり、音楽サービスへの課金(有料会員)へとつながる」状況によってもたらされているものらしい。
パイが増えているわけではないのだが、CDの売上が減った結果のストリーミングの悪目立ちではなく、収益を伸ばしているところがポイントだろう。
その昔、携帯電話の着メロ会社の仕事で販売促進を手伝ったことがあるのだけれど、プッシュ式の広告ツールは戦略が難しいという体験をした。
ストリーミングはプッシュではあるものの、コンシューマーのニーズはデータとして利用できるなど、環境はかなり変化している。つまり、有線やBGMアルバムよりも決めの細かい発信が可能になっているわけだ。
音楽鑑賞のスタイルが大きく変わる予感がするニュースかもしれない。