スマホが教えてくれた人に優しい社会はハードではなくソフトが作るもの(とは限らない)ということ

photo by Neil. Moralee

iPhoneはアプリを入れるとらくらくホンに変身させられるという記事に注目!

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iPhoneがラクラクホンになっちゃう便利アプリ – iPhone女史

 

ブラックボックス化していたガラケーでは、使用目的に応じたカスタマイズによって商品を差別化していた。

 

ところがスマホの登場で、カスタマイズは利用者がアプリによって恣意的にできるようになった。

 

すでにウチでもそうなのだけれど、iPod touchをタブレット端末として使用して、ガラケーはほとんどかかってくることの少なくなった電話としてしか使わなくなっている。

 

あ、そうそう、Suicaがわりとしては活躍しているが。

 

この記事を読んで、確かにアプリにさえあれば、らくらくホンも御役御免なんだよねと思ったのだが、ちょっと待てよ。

 

らくらくホンは機能を制限して、携帯電話が使いづらいと感じている利用者に気軽に安心して使えることを目的とした道具だ。

なによりも、機能を制限したぶん安く提供しようというものではなかったのか。

 

いや、そういえば母親が携帯電話を買い換えるときに調べたが、機種変更ではあまり安くならなかったことを思い出した。

 

そうなるとやっぱり、最初はらくらくホンとして使っていて、そのうちにスマホへ移行することを考えて、最初からスマホのほうが経済的、ということになるのか?

 

いやいや、絶対にスマホとして使いこなすためには時間がかかるだろうし、最初から簡単なほうを選んでいるぐらいだから、そうやすやすと難しいスマホに移行できる、あるいは移行したいと思うとは思えない。

 

もしそんな気を起こしたとしても、1日に10回ぐらい「これってどうすればいいの?」とか言う電話が延々とかかってくるに違いない。

 

ということで、当サイトでは「iPhoneがらくらくホンになっちゃう便利アプリ」は推奨しないことにしておこう(笑)。