音楽販売はダウンロードからストリーミングへ確実に移行しているというデータが出ている

 

「アメリカの音楽売上、5%ダウン。ストリーミング成長も減少止まらず。迎え始めた「第2」のシフト」という記事。

 

2502922644_c2b775289e_m photo by kT LindSAy

 

マーケットが5%縮小していて、その内容も変化しているという。

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アメリカの音楽売上、5%ダウン。ストリーミング成長も減少止まらず。迎え始めた「第2」のシフト | All Digital Music
全米レコード協会 (RIAA)が発表した米国音楽市場の上半期レポートによると、アメリカの音楽市場は前年同期比の33億5000万ドルから4.9%ダウンして32億ドル (約3790億円)に減少しました。 …

 

 

デジタル音楽の収益は昨年同期とほぼ横ばいの(マイナス0.5%)22億ドル(約2400億円)となり、全体収益の69%をしめました。その割合はデジタル・ダウンロードが41%、ストリーミングが27%、フィジカル(CD+アナログレコード)が28%、シンクロ権が3%、リングトーンが1%でした。

 

ストリーミングの成長が顕著で、デジタル・ダウンロードは減少気味とのこと。

 

CDの売上は19%減少し7億1600万ドル。一方でアナログレコードの売上は、43%増加し1億4600万ドルと、ニッチな市場を拡大しています。人気復活に伴ってアナログレコードは総売上のシェア4.6%まで成長してきました。

 

やっぱりアメリカでもアナログ・レコードへの注目度は高まっているようだ。

 

消費者の注目が、音楽をシングルやアルバムで購入することよりも、ネットやスマホで視聴することへ徐々に移行していることは、音楽の消費形態もシフトしていることを意味します。これまでiTunesが中心だったデジタル音楽で、音楽ストリーミングは確実に第二の波といえるトレンドとなっています。

 

そうなると、ネットやスマホでの快適な環境づくりと、付加価値によるマネタイズを考えていかなければデジタルは衰退してしまうということになるのだろうか。

 

アナログ・レコードの付加価値を含めて、音楽メディアの在り方の転換期は近いのかもしれない。