街中に設置された鍵盤付き自販機でセッションの輪が広がるのはけっこうgood jobなんじゃなかろか

 

情勢が不安定と言われているウクライナからこんなエピソードが届いた。

 

ウクライナの街に1曲弾いたらドリンクが出てくる「ピアノ付き自販機」が出現! 街中がたちまちコンサート会場に」という記事がそうだ。

 

7387409248_78a072b428_m photo by LeonArts.at

 

ピアノ付き自販機ってなんだ? と思って読んでみると……

 

ウクライナの都市リヴィウで、毎年6月に行われている音楽祭、「アルファ・ジャズ・フェスティバル」も、今年で4年目。

会期中に街中に設置されたのは、ピアノの鍵盤を伴った、何やら大きな四角いボックス。その全貌が動画サイトYouTubeに投稿されているのですが、うむむ、鍵盤は横ではなく縦の向きに配置されているし、まずフツーのピアノではないよね……。はてさて一体、コレ、なんなんでしょ?

 

というイントロダクション。

 

上部のないアップライトピアノを縦に置いたような自動販売機がジャズ・フェスの日に街中に設置される。

 

通る人たちは変な自販機に興味津々。鍵盤が付いているので(縦置きだから弾きにくいけど)試しに弾いてみると、ランプが付いて、完走すると飲み物が出てくる!

 

1曲演奏し終えた次の瞬間、なんとボックスから炭酸水のペットボトルがドスン。ああコレ、ピアノを弾くことでドリンクが提供される、自動販売機だったのねー!

 

この発想はなかったなぁ(笑)。

 

クリアするとアイテムがゲットできるというのはテレビ・ゲーム的な発想かも。

 

ミネラルウォーター販売会社「Borjomi」と広告代理店「Banda Agency」が、「アルファ・ジャズ・フェスティバル」を盛り上げるべく企画したという、こちらのピアノ自販機。

 

これが本当にジャズ・フェスの一環として設置されたのだとしたら、とてもウィットにとんだ企画。

 

音楽に関心が薄い通りすがりの人たちにも訴求力があって、ギャラリーも交えたムーヴメントが醸成できる。

 

フィラッシュ・モブよりもピンポイントという感じがするんだけど、いかがでしょうか、日本の各地のジャズ・フェス企画をしている皆さま、および飲料メーカー&自販機メーカー&楽器メーカーの皆さま。