東京・上野で散歩しながら音のパブリックアートを楽しんでみた話

4月の、桜が終わったころの話で申し訳ないのですが、音のパブリックアートを実施しているというニュースを耳にして、体験してみました。

専用の無料アプリを使って、GPSと連動した狭いエリアのなかで、アーティストが作成した音楽を受信するという試み。

やってみたところ、なかなかおもしろかったです。

風景と音楽のマッチングは、ドライブとカーステ、ウオークマンとなどなど、これまでもないわけではなかったものの、アートとして指定スポットで「音楽と出逢う」というコンセプトが新しかったかな、と。

選曲(というかサウンドメイク)はエレン・リードさんによるもので、その意味では聴き手の自由度がなく、美術作品として「鑑賞する」というアプローチになります。

ただ、エリアを歩き回っていると、シームレスに音が変化していくので、バーチャルとリアルが混濁していく体験ができるのがおもしろかった。

とりあえず来年(2024年)の3月ぐらいまで続けられるそうなので、また上野に行ったらアプリを起動してみます。