【我田引水】ジャズとデュオの新たな関係性を考えるVOL.13がヤマハWEB音遊人「音楽ライターの眼」にアップされてますよ〜!

 

ジャズ←デュオのシリーズ、いよいよ13回目を迎えました。

今回取り上げているデュオの近作は上原ひろみ×エドマール・カスタネーダの『ライヴ・イン・モントリオール』。

 

 

ハープとピアノのデュオ、演奏者はどんな“音”に反応しているのかということを想像してみました。

ハープという楽器は、ソロでオーケストラとも共演するなど、いわば花形楽器。また、その音色は独特で、ピアノの硬質な音とは正反対とも言えるのではないでしょうか。

だからこそ、その2つが交わったときの相乗効果は計り知れない……。

という印象を受けたので、取り上げた次第。

 

 

 

カタルーニャから届いた幅広い表現力をもつ歌声|シルビア・ペレス・クルス

 

シルビア・ペレス・クルスの

インフォメーションをもらったままだったので、

改めてチェックしてみた。

 

「夜を纏う – Vestida De Nit」が

とてもいいので紹介したい。

 

 

このほかに「ハレルヤ」や「行かないで(Ne me quitte pas)」

というような、最近の日本のジャズ・ヴォーカリストが

取り上げているようなナンバーも歌っているのを、

YouTubeでチェックできるのだけれど、

ボクのオススメは断然「夜を纏う」だ。

 

シルビア・ペレス・クルスとは?

1983年にスペイン・カタルーニャで生まれた彼女。

音楽的な家庭環境で育ち、すでに20歳を迎えるころには

バルセロナで注目されていたという。

 

日本で正式に紹介されるのは今年が初めて。

4月25日にリリースされた 『ジョイア(Joia)』は

2011年から2017年にかけてリリースされた

5枚のアルバムからセレクトされたコンピレーションに

2曲のボーナス・トラックを加えた全30曲の2枚組。

日本オリジナルのアルバムだ。

 

 

スペイン語、カタルーニャ語、ポルトガル語、英語など

複数の言語を使い分けている彼女。

 

楽器編成もプロジェクトごとに多種多様で、

女優さながらのカメレオン性を発揮している。

 

それもそのはず、彼女はスペインでは著名な

女優としても活動しているのだ。

 

5月に初来日を予定しているシルビア・ペレス・クルス。

 

ビート主導ではない、すなわちアメリカン・ポップスとは

距離を置いたムーヴメントが起きそうな予感がする。