Time magazine cover, Dave Brubeck, November 1954
ジャズ奏者のブルーベック氏死去 「テイク・ファイブ」
ご冥福をお祈りします。
1961年のテロップが入っている映像です。
「テイク・ファイヴ」収録の『タイム・アウト』が1959年の作品なので、
収録時の雰囲気にいちばん違いライヴなのではないかと思います。
こちらは2009年のライヴの模様。
すでに5拍子の違和感が薄れた現代のジャズでは、テーマのあとに
グシャグシャっとリズムが崩れていっています。
これがジャズの50年の変遷、と言えるのかもしれません。
動画をたどっていると、こんなものを発見。どう見ても、聴いても、
まだまだ練習生という感じの女の子が吹いている「テイク・ファイヴ」。
やっぱりむずかしいんですねぇ、このフレーズ。
ポール・デスモンドの偉大さと、このフレーズの奇妙さがわかる
比較資料になったんじゃないでしょうか。
まあ、カワイイから許すけど(笑)。
こちらはデイヴ・ブルーベック・クァルテットのブルース演奏。
ブルーベックのピアノがかなり跳ねているのが意外ですね。
bpmも速いし。テンポを上げて1拍落とした変拍子だったのかもしれません。
1960年代の不安感を表現するには最適だったのでしょう。
つまり、「テイク・ファイヴ」は時代を象徴する名曲だった、というわけです。