Voicyで「ヤング日経」をチェックしていたら、日本経済新聞が報じた「ホリプロ、川崎にライブハウス 音楽のまちの両輪に」というニュースが目に止まりました。
このニュースはすでに2022年10月15日にリリースされていました。
株式会社ホリプロが、現在建設中の川崎の新しいライブハウスを来年2023年10月15日(日)にオープンすることを本日発表した。このライブハウスは「ホリプロ」として初のエンタメホールとなり、名称は新しい才能の開花という願いを込めた「SUPERNOVA」(読みはスペルノーヴァ)に決定した。
スペルノーヴァという500人規模のライブハウスなのですね。
スペルノーヴァとは、超新星。「大質量の恒星や近接連星系の白色矮星が起こす大規模な爆発(超新星爆発)によって輝く天体のこと」(超新星|Wikipedia)
ホリプロがエンタメホールを手がけるとして、業界でも注目されていた事業が、いよいよ2023年10月15日にオープンするということです。
ホリプロの堀会長によれば、「一夜限りのイベントを行うような関わり方ではな」いとのこと。育成も含めてエンタメの発信地としての位置づけであることが期待されます。
立地も最高で、中央改札口から雨に濡れずに施設まで直行でき、屋上には芝生の広場も設置されるそうです。
多目的ホールがいくつかあるようですが、そのうちの大ホールは500人規模で、当初のホリプロの構想では場所は未定ながら1000人規模の演劇場を考えていたとか。そこへ川崎市の土地利用の話が舞い込んで、だったらとライブハウスへ路線編変更となったんですね。
ホリプロでは業務提携でAR(拡張現実)の新スポーツ「HADO」にも力を入れており、その“聖地”としての活用も視野に入れているみたいです。
隣接するミューザ川崎はクラシック音楽の拠点であるシンフォニーホールを有しています。
そこにもうひとつ、ポピュラー音楽の拠点ができることで、“音楽のまちかわさき”が質〜実〜ジャンルともに充実することも意味しているわけです。
その昔(1980年代後半から90年代前半)、日本のポップス界で一旗揚げようとしたバンドなどは、渋谷La.mamaになんとかエントリーしてファンを獲得して、通りの向こうにある渋公(旧・渋谷公会堂)でコンサートを開催、めざすは武道館──という“成功への階段”が(なんとなく)あったりしたのです。
“目標は具体的でなければ実現が難しい”のであれば、こうした具体的な“場”があることは、とても音楽エンタテインメント業界にとって期待できるものであると言えるはず。
川崎市、がんばってますね。