「3カ月トピック英会話」1月号テキスト[自画自賛]

昨年の本放送用テキストで、カラー口絵と巻末コラムを

企画・執筆したNHKテレビテキスト。

 

来年1月から番組が再放送されるに伴って、

テキストも新しいものになるので、ボクが担当した

箇所も新しく書き直すようにと依頼がきました。

 

テキストは雑誌コードなので、すでに前の版は欠番。

従って、再放送時には新しいテキストを出すことになる

という事情があるそうなのです。

 

それはともかく、またまたヴォーカルについて原稿を

 

書く機会をいただけたので、張り切って3回分、

書くことにしました。もちろん、前回とはぜんぜん

違う視点での原稿を書くつもりです。

 

まずできあがってきたのが1月号。

 

 

 

表紙をめくると、このカラーページが現れます。

ヴォーカル(NHKの表記ではボーカル)のトピックを

生み出している現代のディーヴァを選んでみました。

僕が選んだ現代の女王は、ダイアナ・クラール。

 

 

ページをめくると2人の登場。

ノラ・ジョーンズとメロディ・ガルドー。

 

最近、ジャズのヴォーカルに興味をもった人には、

エラ・サラ・カーメンなんて言っても通じないですから(笑)。

 

続いて、巻末のコラムです。

 

 

こちらでエラ・サラ・カーメンを解説しています。

ちゃんと押さえておかないと、怒られちゃいますからね〜。

右ページでは、ジャズ前史的なことに触れています。

 

お近くの書店で手にとって見てくださいね。

 

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広末涼子、SPドラマでジャズシンガー役 「あのときとはずいぶん違う」[ジャズキュレーション]

▼広末涼子、SPドラマでジャズシンガー役 「あのときとはずいぶん違う」|ORICONSTYLE

広末涼子、SPドラマでジャズシンガー役 「あのときとはずいぶん違う」 ニュース ORICON STYLE

 

広末涼子さんがジャズシンガー役で1月のテレビドラマに出演するというニュース。

タイトルの「あのとき」というのは、この歌のことを指しているようです。

 

広末涼子さんは、役者としては素晴らしく光るものをもっていると

勝手に思っているのですが(ストレートに表現すれば「ファン」という

ことですね)、歌手という面については保留という立場をとらせて

いただいております。

 

彼女がジャズに挑戦するというのは(ドラマの役柄であっても)

とても嬉しいことである反面、ちゃんと歌いるかどうかと心配(笑)。

 

とりあえず、ドラマ、見てみましょうか……。

 

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SHANTI on intoxicate[自画自賛]

 

 

タワーレコードのフリー・マガジン「intoxicate」の

最新号が届きました。

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ボクが取材をしたSHANTIさんの

インタビュー記事が掲載されています。

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オランダのレーベルからのベスト盤的な扱いのリリースながら、

ヴォーカルはすべて撮り直すというリエディットという手法。

裏話的なことも含めて、彼女の歌にかける熱意を伝えられるように

まとめてみました。

 

ぜひ手にとって読んでみてください。

 

 

 

 

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ジャズ奏者のブルーベック氏死去 「テイク・ファイブ」[ジャズキュレーション]

 

Time magazine cover, Dave Brubeck, November 1954

 

ジャズ奏者のブルーベック氏死去 「テイク・ファイブ」

デイブ・ブルーベックさん(米国のジャズピアニスト)が米メディアによると5日、コネティカット州で死去、91歳だった。1951年、サックス奏者の故ポール・デズモンドさんらとデイブ・ブルーベック・カルテットを結成。伝統的なジャズと異なる変拍子を用いた作品を多く発表し、デズモンドさんが作曲した「テイク・ファイブ」(59年)は全世界でヒット。日本でもテレビCMなどで使われた。(引用:朝日新聞デジタル|Yahoo!ニュース)

 

ご冥福をお祈りします。

 

1961年のテロップが入っている映像です。

「テイク・ファイヴ」収録の『タイム・アウト』が1959年の作品なので、

収録時の雰囲気にいちばん違いライヴなのではないかと思います。

 

 

こちらは2009年のライヴの模様。

すでに5拍子の違和感が薄れた現代のジャズでは、テーマのあとに

グシャグシャっとリズムが崩れていっています。

これがジャズの50年の変遷、と言えるのかもしれません。

 

動画をたどっていると、こんなものを発見。どう見ても、聴いても、

まだまだ練習生という感じの女の子が吹いている「テイク・ファイヴ」。

やっぱりむずかしいんですねぇ、このフレーズ。

ポール・デスモンドの偉大さと、このフレーズの奇妙さがわかる

比較資料になったんじゃないでしょうか。

まあ、カワイイから許すけど(笑)。

 

こちらはデイヴ・ブルーベック・クァルテットのブルース演奏。

ブルーベックのピアノがかなり跳ねているのが意外ですね。

bpmも速いし。テンポを上げて1拍落とした変拍子だったのかもしれません。

1960年代の不安感を表現するには最適だったのでしょう。

つまり、「テイク・ファイヴ」は時代を象徴する名曲だった、というわけです。

 

 

 

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JASRAC管理楽曲の歌詞掲載が可能になりました(livedoor blog)[ジャズキュレーション]

 

JASRAC管理楽曲の歌詞掲載が可能になりましたlivedoor Blog 開発日誌

JASRAC管理楽曲の歌詞掲載が可・になりました|livedoor Blog 開発日誌

livedoor Blogをご利用するみなさまは、JASRAC管理楽曲に関して、自身のブログ記事のなかで、好きなアーティストの歌詞フレーズを紹介することが可能となります。また、自身のブログ記事においてJASRACと個別に許諾契約を締結し、使用料を支払う必要がなくなります。(引用:JASRAC管理楽曲の歌詞掲載が可能になりました|livedoor Blog 開発日誌)

 

ブログサービスの一環として、ライヴドアがこんなサービスをするという

発表がありました。

ときどき、JASRACの承認番号が記載されたブログも見たことがありましたが、

ライヴドアのブログに関してはライヴドアが利用者を代理して包括的に

JASRACと許諾契約を締結するというもののようです。

 

穿ってみれば、違反者の取り締まりをJASRACに預けることなく、

代理権を盾にしてライヴドアが行使できるということになるのかな?

 

おそらくそういう意味でも「包括的」な契約なんでしょうね。著作権料を

割引してもらう代わりに「ブログの規約違反ですよ」と監視できる

ようにする、みたいな。

 

違反者はブログ利用停止にできるわけですから。

 

大量にストックするような、データベース的な使い方はアウト、

PDFで保存しておくのもダメ、ということのようです。

替え歌もダメよということは、おそらくニコ動的な使い方も

取り締まられるんじゃないでしょうか。

 

こう考えてしまうと、どうも「サービス」という名前に値しないような

気がしちゃうんですが……。

 

これがJASRACからの動画リンクへの取り締まり作戦の初手

だったりすると嫌だなぁと思うので、ちょっと注視しておきましょう。

 

 

 

 

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意外に密接かもしれない寒ブリとジャズの関係[ジャズキュレーション]

 

ニュース・サイトを眺めていたら、こんなニュースに遭遇。

匿名で今年も 高岡愛育園に「寒ぶりを愛する男より」 (北日本新聞)   Yahoo ニュース

高岡市佐加野の児童養護施設「高岡愛育園」(高橋源吾園長)に8日、男性が名乗らずに寒ブリ2本を届けた。匿名で寒ブリが届くのは昨年12月に続き2回目。夕食で刺し身として振る舞われ、園生37人が旬の味を堪能した。同園によると、同日午後2時半ごろ、30~40代くらいの男性が同園の門の近くに「ひみ寒ぶり」と印字された青い箱を2個置いていった。10キロと8キロのブリが1本ずつ入っていた。中にあった手紙には、昨年と同様に「寒ぶりを愛する男より」と記されていた。魚をさばく代金として1万円入りの封筒もあった。近くの鮮魚店に頼んだところ、お金を受け取らずに調理してもらえた。園生の山崎明弘君(15)は「ことしも届くとは思わなかった。刺し身が大好きなので本当にうれしい」と笑顔で話した。(匿名で今年も 高岡愛育園に「寒ぶりを愛する男より」|北日本新聞<Yahoo!ニュース>より引用)

おぢさんはホロッと来ちゃいましたよ~(笑)

氷見の登録商標の付いたブリだったそうで、市価では3~4万円するというもの。

卸値で買ったとしても、2本で5万円ほどの「高級プレゼント」だと思います。

近所の魚屋さんの対応も粋ですね~。

 

で、ためしに「ブリ ジャズ」というキーワードで検索をかけてみると、

結果が表示される0.01秒くらい先にピンっと閃きました。

「あ、あの検索結果が表示されるんじゃなかろうか……」と。

 

そう、それはブリではなく、ジブリ

 

案の定、ジャズとの相性はブリよりもジブリのほうがウワテでした(笑)。

 

実は、「ジブリ・ジャズ」に関しては、まったくノー・タッチでした。

仕事でも触ったことがなく、聴く機会もありませんでした。

無意識にでも、避けていたのではないかと問われれば、

それも否定できないと思います。

 

ジャズはカヴァー・アートであることを考えれば、なんら問題はなく、

むしろ不勉強を恥じるべきでしょう。はい、恥じます。

ごめん、ジブリ・ジャズ。

 

だって、いいじゃないですかぁ~。

 

と厚顔無恥にもほどがあるほど手のひらを返して、

この話題はブリ返さないことを願って……。

 

ATJがクラブ・テイストなアプローチを代表するものだとしたら、

立石一海トリオは真正面からピアノ・ジャズというアプローチですね。

好みが分かれても不思議ではありませんが、

やっぱり原曲のよさがキモなのかなぁ……。

 

 

 

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Webのキュレーションに価値はあるのか–編集者・菅付雅信さんが語る[ジャズキュレーション]

 

Webのキュレーションに価値はあるのか–編集者・菅付雅信さんが語る

東京編集キュレーターズ   Webのキュレーションに価値はあるのか  編集者・菅付雅信さんが語る

誰もが書き手になれる時代に続いて、「誰もが編集長になれる時代」が来たと言えるでしょう。しかしツールが揃っただけで、本当に誰もが編集長になれるのかというと、疑問が残ります。スキルやノウハウの共有も必要です。そこで、この「東京編集キュレーターズ」というイベントでは、ウェブ上の情報を整理整頓するキュレーターが知っておくべきことについて、継続的に学び、また情報共有できる場を提供することとしました。第一回のゲスト講師は数々の雑誌を手がけた編集者の菅付雅信さんです。NHN Japanの田端信太郎さんが聞き手となり、ウェブを中心とした次世代の編集者やキュレーターがメディアの仕事で生き残っていくための心構えについてディスカッションしました。(引用:Webのキュレーションに価値はあるのか–編集者・菅付雅信さんが語る|東京編集キュレーターズ)

当ブログも「ジャズキュレーション」を名乗っているので、

キュレーション関連の記事はチェックしています。

 

少し前の記事になりますが、このようなイヴェントが開催されて、

内容をまとめたものがアップされていましたので、紹介します。

「編集は情報を料理して食べさせる行為」

「(まとめメディアは)アイデアとしてありだと思う。音楽で言えば

ヒップホップとかと同じ」

「プロのクリエイターはプライベートなモチベーションではいけない」

「(紙とウェブでは)読み手のマインドがすごく違う」

などなど、興味深い発言が並んでいて、刺激的です。

 

個人的に、ウェブのメディアを多くの作り手側がいまだに

捉えきれていないのは、やはりこのあたりの考え方に

原因があるのではないかと思っています。

 

ボク自身、試行錯誤していますが、いまだに「これかぁ!」

という感触がないというのが、ウェブの怖さだったり

するわけです。

 

しかし、逆に考えると、試行錯誤できるという事自体が

ウェブの面白さだったりもするわけですから、

それをそのまま残しておく(残ってしまう)というのも

今後のウェブ・メディアの在り方や、キュレーションに

大きな影響を与えることになるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

interview秋満義孝さん|KOBE jazz.jp[ジャズキュレーション]

 

interview秋満義孝さん|KOBE jazz.jp

秋満義孝(神戸ジャズストリート音楽監修/ジャズピアニスト)   ジャズピープル   KOBEjazz.jp

今年で31回目を迎えた神戸ジャズストリートで、第1回目から音楽監修を務めている秋満義孝さんは、83歳の今も現役のピアニストとしてご活躍されています。今年のステージでも円熟したプレイを披露。ステージ直後の秋満さんに神戸ジャズストリートの思い出から将来について、お話をうかがいました。(引用:interview秋満義孝さん|KOBE jazz.jp)

御年83歳の現役ピアニスト、秋満義孝さんへのインタビュー。

とても誠実に答えてらして、ご自身が背負ってらしたジャズの重みを

感じさせる内容となっています。

 

 

 

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JAZZ、CLASSICALランキング!(タワレコ版)[ジャズキュレーション]

 

JAZZ、CLASSICALランキング!|TOWER Record ONLINE

JAZZ、CLASSICALランキング! TOWER RECORDS ONLINE

1年のうちにノラ・ジョーンズ関連の新作が3タイトルもリリースされ、1位、2位を独占。大ロング・セラーとなった、3位、4位はブラック・ミュージック回帰し新たなファン層を獲得。その他、上原ひろみは昨年に続く超絶トリオの第二弾を発表。TVアニメ『坂道のアポロン』の大反響、ルパン三世の新路線アニメのサントラを担当した、菊地成孔のDCPRG新作も全国で話題になるなど、ジャズのアイデンティティを残しつつ、他業種(ジャンル)コラボに成功した作品群が2012年の顔となった。(引用:JAZZ、CLASSICALランキング!|TOWER Record ONLINE)

 

タワーレコードによる年間のベストセラーズのチャートが発表されました。

解説のとおり、ノラ・ジョーンズの勢いが止まらないようです。

あと、タワーレコードにCDを買いに行く層を反映したのか、

ブラック・ミュージックのアルバムが上位を占めています。

 

ジャズ・チャートについてはとくにコメントがないのですが(笑)、

もう一方のクラシック・チャートで見つけたアルバムが気になってます。

 

日本コロムビアのサイト情報によると「ジャケットは、プログレの歴史的名盤、

あの「クリムゾン・キングの宮殿」を、クァルテットのメンバー4人の実写

顔写真(パーツ)をもとに、パロディー構成。実写ならではの不気味さも得て、

一度見たら忘れられない衝撃のデザイン。編曲はプログレの大ファンを

公言して憚らない第1ヴァイオリンの荒井英治。東京フィル「タルカス」でも

コンマスを務め、演奏の充実に大いなる貢献をしている。」となっています。

視聴できるのですが、なかなかです(笑)。

 

 

 

 

 

伝えきれないPAVLOの魅力について[ジャズキュレーション]

 

先日観てきたカナダ大使館のショウケースで、

いちばん印象に残っているのがPAVLO(パヴロ)というギタリスト。

 

凄腕ミュージシャンなんだけど、エンターテイナーでもある。

こんな人です、というのがわかるような動画を探したのだけれど、

どれも彼の魅力を伝えきれていない。

 

実際にはもっとはじけていたんですよ……。

本当の魅力はぜひライヴで、ということなのかな?