土曜日曜の2日間、浅草に通っていました。
目的は白山麓にある東二口という村落に伝わる
文弥人形浄瑠璃の公演を観るためです。
場所はアサヒ・アートスクエア。アサヒビール本社社屋の隣の
例のオブジェが屋上に備え付けてあるビルの4回です。
こちらのまとめについてはまた後日ということにして、
昨日と今日、終演後に訪れた酒場について書き留めておきたいと思います。
昨日の公演は午後6時開始。終演は8時でした。
さて、どこで夕飯を食べようかと、実は事前にググっていたりしたのですが、
浅草近辺は飲食店に事欠かないものの、観光地化しているので
フラッと入ると火傷しそうですよね(笑)。
で、いろいろと迷っていたのですが、とりあえず評判のいい
いちばん近い店をチェックしていました。
それがここ、もつ焼きの店「稲垣」。
都営浅草線本所吾妻橋駅近辺にはもつ焼き店が密集する地域がある
のですが、そのなかでもとくに評判のいい店なので、暖簾をくぐることに。
土曜日ということで客入りはどうなのかと思っていたのですが、
親子連れ団体などがあふれているという盛況ぶり。
それでも、ちょうど8時過ぎということで、いくつかの席が空いたので、
すんなりと入店。
もつ焼きの店なので、とりあえずシロと、きょうのオススメのネギタン塩を。
シロは1皿4本というヴォリュームで、タレが以上に旨い~♪
ネギタン塩はオススメだけに「頼んでよかった~!」
気になるメニュー「レバカツ」を頼んでみると、こんなものが……。
カキフライのようなコロッとしたレバのフライ。
これがまた、ホクホクのおイモみたいな食感で、クセもなく
パクパクと食べてしまう美味メニューでしたよ。
お会計もお値打ち。さすが評判のお店です。
お店で働く人たちもキビキビとして気持ちいいし、
いい店ありますね、吾妻橋って。
さて2日目。ちょっと寝坊してしまったので、朝食も摂らずに
横浜から京急線に乗り換えて本所吾妻橋駅へ。
終演後に「おなかへったネ~、どこでなに食べようかぁ~」と
カミさんと相談。横浜に帰っちゃうことも考えたけれど、
それほど我慢できそうにもないからと、とりあえず吾妻橋を渡り、
雷門方面へ。
実は前日、帰る道すがらに「このへんに話題になっている店が
あるみたいなんだよ」と当たりをつけておいたところがあったので、
とりあえずそこに行って考えようということに。
大枡というお店、雷門から数十秒のところにあります。
右手に酒が並んだスペースがあるので、外からみると
「酒屋かな?」と思うかもしれないけれど、左手にはテーブルなどがあって、
さらに奥にはカウンターが。
土産物として売られている各地の珍味などがすぐに供されるほか、
ポテサラなど手作りの惣菜もいろいろありました。
日本酒の種類も充実していて、いろいろと堪能。
秋田の銘酒、刈穂の純米が1合で600円などなど。
燗酒もぬる燗、上燗、熱燗と、きめ細やかに分けられていて、
肌寒いきょうのような日にはついついすすんでしまいます(笑)。
平日は(墓参りなどで)訪れていたけれど、土日に浅草を訪れるのは
久しぶり。東京スカイツリー効果という噂は聴いていたものの、
実際に訪れてみると、以前とは人出がやっぱり違うなぁというのが
実感。
浅草も活況を見越していろいろな新店舗ができているようだけど、
一見さんをカモるようなところばかりじゃなくて、
次も行ってみたいなぁと思えるような店ができていたのは
嬉しいかぎりです。
吾妻橋の「稲垣」は新しい店ではないけれど、
川向うならではの情緒を残したいいお店です。
また、浅草を訪ねるいいきっかけができて、
幸せ気分の週末でした。