14歳と31歳の「脳の活動」を音楽化[ジャズキュレーション]

 

14歳と31歳の「脳の活動」を音楽化|WIRED.jp

14歳と31歳の「脳の活動」を音楽化 ≪ WIRED.jp

研究者たちが人間の精神的活動を音楽に変換したところ、フリースタイルのジャズピアノによく似た音楽が現れた。これまでの方法と異なり、脳波だけでなくfMRIによる脳の血流の情報を加えている。(引用:14歳と31歳の「脳の活動」を音楽化|WIRED.jp)

↑上記サイトでは音が出るので注意してくださいね。

で、聴いてみると、フリー・ジャズ……?

 

いやぁ、ジャズの立場で言わせていただければ、

こういうのをひっくるめて「フリースタイルのジャズ」と呼ぶのは

いいかげんやめてもらいたいなぁ、と(笑)。

 

文章を数値化して、それに音符を当てはめたりするのは、

シャーローック・ホームズもたしかやっていたような気がする

けれど、20世紀のコンセプチュアル・アートの世界では、

けっこうやりつくされた感がある方法論だったりします。

 

逆に考えれば、無作為の作為であることによって

成り立たなければ、雑音がフリー・ジャズになるはずもないので、

根本的に音楽に対する認識が違っているような気がするんですね。

 

だから、これは「現代音楽」ではあるけれど、「フリー・ジャズ」では

ないぞ、と。

 

違いを生む大きな要素は、「感情」ではないかと考えています。

このあたりは、もうちょっと研究しなければならないですね。

よし、宿題にしましょうか。

 

 

 

 

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GM小沼ようすけセミナー "Hop,Step,Jazz!" 「ムーン・リバー」演奏動画[ジャズキュレーション]

 

GM小沼ようすけセミナー ”Hop,Step,Jazz!” 「ムーン・リバー」演奏動画|RandoM

GM小沼ようすけセミナー  Hop,Step,Jazz   「ムーン・リバー」演奏動画|ギター|RandoM by Rittor Music

国内ジャズ・ギター・シーンの寵児,小沼ようすけがギター・マガジンに執筆しているソロ・ギター・セミナー”Hop,Step,Jazz!”。ひとつの楽曲を題材に,小沼独自の3段階アレンジを施していくこのセミナーを,動画でお届けします!今回は映画「ティファニーで朝食を」でもお馴染みの名曲「ムーン・リバー」です。

 

小沼ようすけさんの動画が見られるというサイト。

確認してみると、なにやらギターの教習と言うよりは、

アイドル系のプライベート・ヴィデオという雰囲気。

ギタマガ、ひよったかぁ~(笑)

 

っていうか、こうやって拾っちゃってること自体が、

企画成功だったりして(汗)

 

小沼ようすけ最近作はこれ。

……なんだけど、最近の彼は、オムニバスに引っ張りだこのようです。

湘南在住の小沼ようすけさん、彼が奏でる「鎌倉ジャズ」なら

まったりできることまちがいなし、かな。

 

そういえば、ボクがインタビューしたときも、

「きょうも朝、海に入って来ました」って言ってましたっけ。

もちろん、サーフィンですよ。朝サー。

 

また、オムニバスじゃないけど、こういう企画にも参加して

しっかりとギタリストとしての存在感を示しているのは

すごいことだと思います。

 

 

 

 

 

「jazzLife」2012年12月号執筆後記[ジャズキュレーション]

 

この号では、ジャズ・ヴォーカリストの「おぬきのりこ」さんのインタビューを

担当しました。

おぬきさん、ユニークな経歴の持ち主で、世界を放浪していたとか。

もともとはインタビュー取材をする側の立場だったのですが、

マリア・エヴァさんのライヴを観て「これだ!」と思い、

それまでの職歴を捨てて、ジャズ・ヴォーカリストに転身。

これが「衝撃の出会い」を生んだ、マリア・エヴァさんのヴォーカルです。

ボクも「神の領域」だと思います。

当の本人は、それから努力を重ねて、日本ジャズヴォーカル賞新人賞を

受賞するまでに成長。5年を経て、あらたなる確信を得てセカンド・アルバムを

制作しました。

 I’m In The Mood For Love/おぬき のりこ⇒購入はこちらから

ディスク・レビューを担当したアルバムは以下のとおり。

「SOLO Infinity」/杉本篤彦・19th アルバム  *ライブ会場限定発売

 

 

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マーク・ラファロ代役にジョン・ホークス ジャズピアニストの伝記映画[ジャズキュレーション]

 

 

伝説の名ジャズピアニスト、ジョー・オーバニー(1924~88)の伝記映画「ロー・ダウン(Low Down)」に主演予定だったマーク・ラファロがスケジュールの都合で降板し、代わりにジョン・ホークス(「ウィンターズ・ボーン」)が主人公ジョー役を演じることになった。(引用:映画.comニュース|マーク・ラファロ代役にジョン・ホークス ジャズピアニストの伝記映画)

 
マーク・ラファロもジョン・ホークスもどうだっていいんです(笑)。

ボクが反応したのは「ジャズピアニストの伝記映画」という部分。

主人公はジョー・オーバニー。

Joseph Albani, known as Joe Albany (January 24, 1924 – January 12, 1988)  was an esteemed American modern jazz pianist. He was among the few white pianists to have played bebop with Charlie Parker.(引用:Wikipedia)

ビバップ創世記から脚光を浴びたものの、晩年は麻薬中毒でボロボロになって

いたというミュージシャンの生き様を、娘の視点から描いたものということです。

なんとなく、チェット・ベイカーとイメージがダブる部分があるような気がします。

 

ジョー・オーバニーは、ビバップ・マニアのあいだで伝説となっているほどの

熱狂的なファンのいるピアニスト。

彼の功績のひとつに、ドキュメンタリー映画「JOE ALBANY… A JAZZ LIFE 1980」

というのがあります。

 

生き残ったビバップの証人ということで、貴重なコメントが満載。

チャーリー・パーカーのように亡くなっていても不思議ではなかった

のかもしれません。

 

 

 

 

なくてナナフシ[ジャズキュレーション]

 

今朝は目覚めるととてもいい天気。

いつものエクササイズを終えて、散歩に出ることにしました。

坂を上がったところに(横浜って坂が多いんですよ)横断歩道。

フッと見ると、なにかが動いている。

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最初は「カマキリかな?」と思ったのですが、どうも形が違う……。

おや、これは、ナナフシじゃないかな、と。

ナナフシ(七節、竹節虫)は、節足動物門昆虫綱ナナフシ目に属する昆虫の総称。草食性の昆虫で、木の枝に擬態した姿が特徴的である。(引用:Wikipedia)

これはブログのネタになるかどうかわからないけど、

とりあえずトイ・カメラで撮っておいて、あとで考えようと思ったわけです。

 

で、ブログを書き始めたわけなんですが、もちろんこんな

(「こんな」なんていうとナナフシに失礼ですが(笑))

虫の話で天下の「ジャズブログ」になろうはずもなく、困っていたので、

ネットの助けを借りることにしました。

 

まさかとは思ったものの、「ナナフシ ジャズ」で検索してみると、

YouTubeの動画でこんなものがヒット。

「ナナフシ」なんていう不思議なタイトルの曲を作っていた人がいたんですね~(笑)。

しかも、そうそうたるメンバーじゃないですか!

中野祐次Drum ・ 津村和彦guitar・ 二村希一Piano ・ サリー佐藤Bass

ベースのサリー佐藤さんのオリジナルとのことですが、基本的にはブルースで、

ところどころカクカクして、ナナフシの歩き方っぽいと思うんですが、どうでしょう?

 

もっとぶっ飛んだ曲があったので、興味がある人は視聴してみてください。

どちらかというとジャズではなくて、「アミダばばあの唄」みたいな雰囲気ですが(笑)。

っていうか、この「アミダばばあの唄」って、ちゃんとブルースになってますよね?

作詞作曲は桑田佳祐。なるほど……。

 

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磯子の坂を登るとオフランプが聴こえてくる(なんちゃって)[ジャズキュレーション]

 

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午前中、いつものエクササイズを終えて、散歩に出ると、

こんな風景に出会いました。

自宅の前の磯子旧道を登り切るところから横浜港を見下ろす

風景です。

ジブリ映画「コクリコ坂から」を彷彿とさせるような風景だと

勝手に思っているのですが、あちらは山手、こちらは磯子と

勝負にならんよなんて言われそう(笑)。

 

で、2眼レフタイプのデジカメのファインダーを覗いていると、

この風景がなにかに似ていることに気づきました。

「あ、あれだ!」

ほら、似てるでしょ~。

と、言っていてちょっと恥ずかしくなってきました。

 

ま、正直言えば、ぜんぜん似てないかな(笑)。

でも、『オフランプ』の矢印と、写真の「せ」の字の曲がり方が、

なんか連想させちゃったんですよね~。

と、数曲YouTubeからピックアップしてみましたが、名曲揃いですね。

パット・メセニー・グループの頂点の1枚と言っていいのではないでしょうか。

 

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SOIL&”PIMP”SESSIONS イスラエルの超満員のオーディエンスを前にDeath Jazz初披露[ジャズキュレーション]

 
SOIL&”PIMP”SESSIONS イスラエルの超満員のオーディエンスを前にDeath Jazz初披露

SOIL ”PIMP”SESSIONS イスラエルの超満員のオーディエンスを前にDeath Jazz初披露   Musicman NET

SOIL&”PIMP”SESSIONSが日本とイスラエルの国交樹立60周年を記念し、両国文化交流の一環として開催されたフリー・イベント「Tokyo Club Night」に出演、ライブは大成功を収めた。「Tokyo Club Night」は日本とイスラエル国交樹立60周年記念に際して、イスラエルの若者達にもっと日本を身近に親しんでもらおうということで企画されたフリー・イベント。(引用:musicman net|SOIL&”PIMP”SESSIONS イスラエルの超満員のオーディエンスを前にDeath Jazz初披露)

イスラエルの音楽情報は入手が難しいのですが、

ジャズに関しては興味深い点がいろいろあります。

アメリカのブロードウェイや西海岸のハリウッドなどで大きな影響力を

もっていたなかにユダヤ系の人物が多いということから考えても、

アフリカ系アメリカンの音楽をルーツにして発展した音楽がジャズだと

思われているけれど、発展させてポピュラリティを付加していく過程で

ユダヤ系の祝祭音楽のエッセンスが加わっているのではないかと

以前から考えていました。

大きなきっかけを与えてくれたのは、ジョン・ゾーンのマサダ・プロジェクト。

当初は、フリー・ジャズのコンセプションに民族的な要素をクロスオーヴァー

させたのかと思っていたのですが、いろいろと中東の音楽に触れているうちに

きわめて速いテンポの踊りの曲などがあって、どちらが本末なのかが

わからなくなってきたのです。

変拍子にしても民族音楽由来のものがありますし、イスラエルの音楽が

ダイレクトにジャズを動かした形跡こそ少ないものの、細かい点でいろいろと

共通点があるように思っています。

このあたちを少し詰めて考察しようと思い続けて、そのままになって

しまっているのですが、SOIL&”PIMP”SESSIONSの演奏とイスラエル

というキーワードが重なって、久しぶりにこのテーマを思い出すことが

できました。

 

というのも、SOIL&”PIMP”SESSIONSのサウンドって、ジョン・ゾーンの

スピードや破壊力に共通するものがあるんじゃないかと気づいたからです。

 

 

 

 

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浜松はきょうもジャズだった(ハママツ・ジャズ・ウィーク漫遊録)11/4編

 

浜松の2日目はごきげんに明けました。

コンフォートホテルのプランでは、朝食無料。1階に下りていくと、

ブッフェ・スタイルのコーナーが用意されていました。

無料だからといって、がっついて食べるとお昼までお腹が空かなくなっちゃうと

少し控えめにとったつもりが、やっぱり多めになっちゃったみたい(笑)。

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フルーツが多いというのは、いいですね。

ということで、お腹いっぱいになって部屋に戻り、用意をしてチェックアウト。

このホテルでは新聞無料のサービスもあって、こんな記事を見つけましたよ。

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旅先で偶然、こんなジャズの話題に触れるというのもなにかの縁なのかな?

山下洋輔さんの旭日小綬章受賞についてはこちら↓

  ⇒山下洋輔さんの叙勲を祝して[ジャズキュレーション]

 

さて、本日のメーンイベント、ヤマハジャズフェスティバルを前に、昼食を

取る予定ではいたものの、まだしばし時間があるということで、

歩いてすぐ近くらしい浜松城を観に行くことにしました。

タクシーに乗るまでもないながら、歩くとちょっとあるという

ビミョーな距離をてくてく。途中の神社では、おめかしをした親子連れが

列をなしているところに出くわしました。そうか、きょうはみんな、

七五三のお宮参りをしているんだ……。

 

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浜松城、到着。

徳川家康ゆかりの地として、出世をテーマにいろいろと企画していたようですが、

いろいろと散歩するにはちょっとネタが少ないような気が……。

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これが本物の家康くん。というか、銅像だけど。

 

時刻は11時過ぎ。ちょっと早いけど、お昼を食べに行くことにします。

迷ったけれど、せっかく浜松に来たことだし、やっぱりウナギを食べようっと。

これまた老舗の「八百徳」をめざします。

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店に入ると、すでにお客さんがいっぱい。でも、こちらではすぐに席に

通してもらうことができました。よかったぁ~。

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まずはう巻きで一杯。

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カミさんが頼んだ「お櫃鰻茶漬け」。これがすこぶる美味~!

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ボクは昨日に引き続いてうな丼でした。これまた美味~!

 

またまた満腹・満足して、会場のアクトシティ浜松へと向かいます。

途中、こんな光景に出会いました。

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という話は、すでにこちらの記事に書きましたが↓

  ⇒街角で魂の歌声を[ジャズキュレーション]

 

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会場の大ホールへ入ると、すでに熱気が。

こちらの内容も、どこかで書かなければならないので、割愛します。

 

と、3組出演の少々長丁場のライヴも終了。

こちらの取材はボク1人だったので、カミさんは別行動。

終演後に合流して、帰りの新幹線に乗る前に、腹ごしらえをしようと

再び南口方面へ足を向けてみました。

 

夕べ、宿に帰る道すがら、ホテルのすぐ近くの路地奥に行列を発見していました。

ホテルに帰って調べてみると、人気の餃子店だったようなので、

帰る前に並んでもいいからと、立ち寄ることにしていたんです。

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これがその「むつぎく」の入り口。やっぱり並んでいました。

でも、それほど待たずに入店することができました。

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これが人気の浜松餃子。ちょっと多いかなぁと思ったけど、

野菜がタップリでスルッと入っちゃいます。

これは中12個で690円。

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ホルモン焼き(豚みそ焼き) 650円。

この味付けが酒の肴にピッタリ。

なのですが、あまりダラダラと飲んでいると、店のお姉さんに

「外でお客さんが待ってますから!」と叱られてしまいます(シュン……)

ハグハグと頬張って、餃子とホルモンを流し込み、

さらに小8個460円も追加して、浜松の夜を堪能。

 

帰りの新幹線自由席もなんとか座ることができて、

寝過ごさないように気をつけながら新横浜で下車。

なかなか楽しい取材旅行となりました(って、本当に取材だったのか?)

 

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interview 川嶋哲郎カルテット『祈り』 on intoxicate

 

ボクが取材した記事が、サイトにアップされたと連絡がありました。

タワーレコードのフリーマガジン「intoxicate(イントキシケイト)」に納めたものです。

印刷物のほうは縦書ですが、ネットは当然ながら横書きなので、ちょっと

雰囲気が変わっていますね。

でも、写真をうまく使って、読みやすくレイアウトしてくれています。

川嶋哲郎 TOWER RECORDS ONLINE

掲載: 2012年11月07日 12:57
ソース: intoxicate vol.100(2012年10月10日発行号)
取材・文 富澤えいち

http://tower.jp/article/interview/2012/11/5/tetsuro_kawashima

 

この掲載誌が届いたときのブログ記事はこちら。

https://jazz.e10330.com/?p=376

 

 

山下洋輔さんの叙勲を祝して[ジャズキュレーション]

 

山下洋輔さん“ジャズは魅力的”|NHK NEWS WEB

山下洋輔さん“ジャズは魅力的”

受章について山下さんは「今回はたくさんの受章者の方に紛れてこっそり頂いてしまうことになりました。ジャズはものすごく広いジャンルがあって、いろいろな自分の表現を試せるのが、とても魅力的です。自分の中に、あと、どういうことが残っているのか、何が湧き出してくるのか楽しみにしています」と話していました。(引用:山下洋輔さん“ジャズは魅力的”|NHK NEWS WEB)

秋の叙勲で、山下洋輔さんの旭日小綬章が発表されました。

旭日小綬章は「日本の勲章の一つで、旭日章(きょくじつしょう)6つのなかで4番目に位置する.

(引用:コトバンク)」とのこと。

 旭日小綬章

旭日章については「内閣府のホームページ」を参照してくださいね。

 

今回の叙勲は、70歳を記念するメモリアル・アルバムに華を添える形に

なりました。

こちらは1992年のライヴ映像。これは、1990年に結成したニュー・トリオかな。

だとすると、小松康(b)、堀越彰(ds)ですね。フロントの林栄一さんと菊地成孔さんも

若いですね~(笑)。