▼Danish saxophonist John Tchicai dies
フリー・ジャズの先駆的な存在である
ジョン・チカイさんがお亡くなりになりました。
76歳だったそうです。
1960年代にデンマークからニューヨークへ進出。
記事の見出しの「デニッシュ」というのは、
デンマーク人の、という意味なんですね。
ジョン・コルトレーンの衝撃作『アセンション』に参加。
以降、ニューヨークのフリー・ジャズ・シーンの
先頭に立って活動を続けました。
まさに「フリー・ジャズの正統派」としても
異論はないのではないでしょうか。
実は、近作ならがフリー・ジャズのリファレンス本として
必ず目を通すようにしている『聴いたら危険!ジャズ入門』
をひもといてみたら、ジョン・チカイについての記述がない!
田中啓文氏はアチチなフリーがお好きなようなので、
ジョン・チカイはちょっとクラシカルな趣も多いため、
選に漏れたのではないかと推察しますがいかがでしょう?
これは2008年の高瀬アキさんとのデュオ。
2分ちょっとの映像なので、ガマンして聴いてみてください(笑)。
爆発の後にくる爽快感、それがフリー・ジャズの醍醐味なんです。
(ホントか???)
こちらは2010年のパリでのソロ。背景からすると、おそらく
小さなCDショップで開かれたフリー・ライヴなんじゃないかな。
いい音色だと思います。
ご冥福をお祈りします。