▼伝説のドラマー、チック・ウェッブと、彼が活躍したサヴォイ・ボールルームとは?
こんな映画が制作されていたようです。
監督は、ベニー・グッドマンに興味をもって
伝記を読み進めるうちに、彼よりも人気があった
ライヴをサヴォイ・ボールルームで行なった
チック・ウェッブを知って、映画をつくてしまったと。
サヴォイという大きなダンスホールをめぐって
音楽家同士が切磋琢磨し、熱狂的にその演奏が
迎えられていたというのが1930年代のニューヨーク。
その象徴として君臨したチック・ウェッブというドラマーに
スポットを当てた映画ということのようです。
日本公開はどうなるのかな?
情報が入ったら、またお知らせしましょう。
ところで、記事中でなぜか監督とプロデューサーの間に
挟まってコメントまでしている人物がいます。
彼の名はロイ・ヘインズ。
ビバップを象徴するビッグ・ネームのドラマーで、
いまだに現役。1925年生まれですから、87歳になるのかな。
サヴォイのチック・ウェッブの息吹を伝える生き証人
ということで駆り出されたんでしょうね。
彼もウェッブと同じく、エラ・フィッツジェラルドのバックなどで
演奏してましたから。
これは2005年のロイ・ヘインズのジャズ・フェスでの演奏。
曲目は「クェスチョン&アンサー」という、パット・メセニーの曲です。
この曲は1989年に制作された『クェスチョン&アンサー』という
アルバムのタイトル曲。
パットとベースのデイヴ・ホランドとヘインズの
トリオ・セッションで吹きこまれました。
本人も気に入ったようで、このようにライヴで演奏しているほか、
自己名義のアルバム『ファウンテン・オブ・ユース』でも
取り上げています。
ロイ・ヘインズのナマは、来日したときに観たことがありますが、
エッジーなドラミングにビックリした記憶があります。
ロイ・ヘインズの代表作と言われている1枚が、
1958年制作の『ウィ・スリー』。
ピアノのフィニアス・ニューボーンがリーダーなんじゃないの?
なんて嫌味を言われたりしますが、いえいえそんなことないよ。
このテンポであの表現ができるドラマーは、
やっぱり彼じゃなくっちゃね。
ロイ・ヘインズ(Roy Haynes , 1925年3月13日 – )は、アメリカのジャズミュージシャン、ドラマー。アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン生まれ。
1940年代なかばからルイス・ラッセル、レスター・ヤングらと活動したのち、1949年から1953年にビバップの最重要人物、チャーリー・パーカーのグループで活躍した。その後もマイルス・デイヴィスやサラ・ヴォーン、ジョン・コルトレーン、セロニアス・モンク、エリック・ドルフィー、チック・コリア、パット・メセニーなどの重要レコーディングに参加するなど、80歳を超えた現在でもジャズシーンの先端を行く貴重なミュージシャンである。(引用:Wikipedia)