▼JAZZはとっつきにくい? | Phile-webコミュニティ
「JAZZはとっつきにくい?」なんてタイトルの
ブログ記事があったので、思わず読んじゃいましたよ。
書いているのは「ソウルの汗」さんという
「R&B、ソウル、HIPHOPがメインですが、
JAZZ、クラシックなども好きです☆」
と自己紹介している男性。
普段はロバート・グラスパーやロイ・ハーグローブ
を好んで聴いているようですが、いわゆる
HIPHOP系のジャズが好きな人って、わりと
ハード・バップに抵抗感がないようですね。
「ソウルの汗」さんがここで取り上げているのが
ジャズ・メッセンジャーズの1960年の作品。
ジャズ系のクラブだとハード・ローテーションかもしれない。
リー・モーガンとウエイン・ショーターがフロントの
ある意味ハード・バップ最強のユニットですよね、これ。
記事中にもあるんですけれど、サックスが好きなのに、
なぜかトランペットを贔屓にしちゃうというのは、
やっぱりトランペットのほうが素直だからなんじゃないでしょうか。
だけど、サックスの方に曲がっていったほうが
ジャズっておもしろいと思うんですよね。
たとえばこれ。
同じくトランペットとサックスの2管ですけど、
サックスの支配力が強くなってくるとサウンドの色が
ドヨ~ンとしてくるように感じませんか?(笑)
そうなると、どんどんコッチに傾いていきます。
いわゆるクラブ系の人たちが言う「スピリチュアル系」。
そんでもって、「スピリチュアル系」はここまで振れます。
もしかするとコルトレーンよりも神聖視されてるんじゃないか、
っていうくらいの存在がファラオ・サンダース。
なぜか日本公演の評判が芳しくありませんが(笑)。
「You’ve Got To Have Freedom」なら、ボクはこっちの
ヴァージョンのほうがオススメです。
ジョン・ヒックスが神がかってますね~♪
とまあ、ずいぶん「ソウルの汗」さんが推していた
ジャズ・メッセンジャーズからは離れちゃいましたけど、
こういう寄り道を楽しめるのも、ジャズの振れ幅の広さ
ならではなんじゃないでしょうか。
ちなみに、記事に出てくるトランペットの
クリスチャン・スコットはこんな感じのサウンド。
生ドラムンベースとエレピのブロック・コード、
クラブを意識してますね~。
こちらも凝ったつくりのサウンドで、かっこいいなぁ。