パソコンと原稿用紙のはざまで名文は生まれるのか?

 

SANY0032

月末から月初めにかけての締め切りに追われています。

「jazzLife」誌のディスク・レビューを書くときには、上の写真のような

準備をしてから、下書きを始めるようにしています。

 

パソコンに直接、文章を打ち始めることもあるのですが、

ここ数年は原稿用紙に万年筆で下書きしてから、おもむろに

PCに向かって清書を始めるという手順を踏むようにしています。

 

なんとなく手書きで始めるほうがまとめやすいというのが、

この方法を採用している理由です。

 

たぶん、文字量的にも手書きをするほうが合っているんじゃないかと

思うのですが、あまり明確な理由はありません。

 

400字詰め原稿用紙3枚以上になるような分量の原稿は、

最初からPCで書くように振り分けています。

こちらの理由は、そのほうが効率的だから。

 

ということなので、別に手書きのほうが「霊が宿る」とかは

考えていないことがわかりますね(笑)。

 

ディスク・レビュー、通称レコ評の原稿は、

文字数と行数が指定されていますので、

それにあわせてマーキングして、範囲を確かめながら

書き出します。

 

PCの画面だと、全体量が把握しにくいということから、

原稿用紙のほうがいいと思うようになったのではないかと

推測しているのですが、これまた断言はできません。

 

いちばんの理由は、万年筆で原稿用紙に文字を書くのが

「気持ちいい」から。

 

さて、1行の文字数が指定されていると、20字詰めの原稿用紙を

そのままでは使えないことにになります。

 

そこで、指定文字数にあわせてマーキングしたりしているのですが、

30文字などという場合だと、1枚の原稿用紙では足りません。

 

そこで、写真のように端っこを切って、テープで貼って、

400字×2枚の原稿用紙を手作りします。

 

この使い方をするために、原稿用紙はB5サイズで20字×20字の

ものに決めています。コクヨの一般的な原稿用紙ですが、

気を遣わずにガシガシ書き捨てられるので、気に入っています。

 

満寿屋製など高級原稿用紙なども昔は使ったことがありましたが、

こういう使い方には合わないので、いまはコクヨ一本です(笑)。