ピンポーン。
宅配便が来た。クール便ですという。受け取ると、ソフトバンクのパッケージ。
あれ?
ソフトバンク関係のなにかを注文した覚えはないぞ。
伝票を確認すると、確かに受取人はボクだが、差出人は知り合いのSさんになっている。
いや、Sさんからソフトバンクのなにかをいただく予定はまったくない。
しかも、クール便だ。横っちょには「冷蔵」というシールがデカデカと貼ってあるし。
恐る恐る開けてみると、なかからものすごいものが出てきた。
ジャーン。
見事なキュウリとナスとピーマンだ。
早速、Sさんに電話をしてみると、お父上が野菜を作っていて、それを送ってくださったとのこと。川崎産の野菜である。
それにしても、八百屋ではお目にかかれない立派な野菜たちだ。
ちょっとトウが立っているのかと心配したが、早速夕飯に料理してみると、まったく遜色なく、むしろ新鮮で滋味深い。
夏を感じさせるステキな贈り物だった。
あ、ソフトバンクはおそらく荷造り用に流用しただけだったのだろう。関係なかったな。